ミラニスタも予想だにしなかった首位相手のゴールラッシュ
2日に行われたセリエA第28節のナポリ対ミランは、4-0でアウェーのミランが勝利した。
首位独走中のナポリと、調子を落としているミランの対戦。ナポリはビクター・オシメンが負傷離脱中でジョバンニ・シメオネが先発出場した。ミランはピエール・カルルの離脱により4バックに変更したほか、イスマエル・ベナセルをトップ下起用。ブラヒム・ディアスが右ウイングに入った。
試合は予想外の展開に。17分、ブラヒム・ディアスが出したスルーパスでラファエル・レオンが抜け出して軽快にゴールネットを揺らすと、完全にミランのゲームになった。
25分にゴール前で冷静なボールタッチを見せたブラヒム・ディアスが自らゴールを決めてリードをひろげると、その後ナポリがやや盛り返したものの2点差でかわらず折り返す。
後半はさらにミランが差をひろげる試合に。59分、サンドロ・トナーリが粘り強い守備でセンターサークル内で、ピエトロ・ジエリンスキからボールを奪うと、すぐに左前方に展開。受けたラファエル・レオンが個人技で切り裂いて3点差とした。
67分には途中出場のアレクシス・サレマーカーズもゴール。ナポリの集中が切れていたとはいえ、中央の密集で4人のDFをかわして見事に決めた。
ナポリは最後までゴールを奪えず、試合は終了。ミランが4-0の大差で勝利した。ミランとナポリはチャンピオンズリーグ準々決勝でも対戦するだけに、この結果は今後にも大きな影響を与えそうだ。