フィオレンティーナに屈する
セリエA第25節のフィオレンティーナ対ミランが4日に行われ、試合は2-1でホームのフィオレンティーナが勝利を収めた。
調子を上げている両チームの対戦。序盤の主導権を握ったのはホームのフィオレンティーナで、ミランはゴールが遠く、なかなかシュートまで持ち込めない。前半は0-0で折り返した。
すると、後半の立ち上がりにフィオレンティーナが先制点。右サイドをイコネがドリブルで突破してペナルティーエリア内に侵入すると、抜かれたトモリが後ろから倒してPKに。これをニコ・ゴンサレスが決めた。
追いかける立場になったミランは、ここから攻撃的になり、チャンスが続く。58分には前線の動きをおとりにテオ・エルナンデスが裏のスペースへ走り、トモリからのロングフィードを受けて決定機。だが、シュートはテッラッチャーノに阻まれた。
67分にはピオリ監督が3枚替え。ベナセル、ジルー、レビッチが下がって、バカヨコ、イブラヒモビッチ、オリジが投入される。
78分にはフィオレンティーナがひやり。ミランがこの試合初のCKを蹴ると、ニアでカブラウがクリアした。すると、ディ・ベッロ主審が笛を吹いてペナルティースポットを指した。だが、これは主審の勘違い。映像でカブラウのハンドがないことが確認された。ただ、激しく抗議をしたイタリアーノ監督には警告が出ている。
決着がついたのは87分。フィオレンティーナはドドーのクロスに途中出場のヨビッチが頭で飛び込んでゴールネットを揺らし、2点差とした。
アディショナルタイム5分にテオ・エルナンデスのゴールで1点を返したミランだが、時すでに遅し。2-1で試合終了となった。
勝てば暫定2位浮上だったミランは、公式戦の連勝が4でストップ。勝ったフィオレンティーナは公式戦直近5試合で4勝1分けと、勢いが出てきた。