期待を下回った1年目とは違う?
2022-23シーズンのミランは、ジュニオール・メシアスに期待できるかもしれない。『MilanNews』が特集した。
準備万端でスタートする2年目
ミランは今夏、メシアスを完全移籍で獲得した。昨シーズンは期待されたほどのインパクトがなかったものの、クロトーネのセリエC降格もあって、格安で獲得。新シーズンもミランで戦うことが決まっている。
アレクシス・サレマーカーズとメシアスがポジションを争う右サイドは、ミランにとってあまり強力な武器ではないとされてきた。ただ、7月初めからトレーニングを重ねているメシアスは、周囲にとても良い印象を与えている。
これは昨シーズンから比べて、小さくない差かもしれない。メルカート最終日にクロトーネからやってきた彼は、コンディションを整えるのに時間がかかった。突然の移籍、それも初のビッグクラブで、準備が整わなかった側面はあるだろう。だが、2022-23シーズンは最初からチームと一緒。プレシーズンマッチではハイレベルなプレーを続けており、ここ2試合では2ゴール1アシストと数字も残しているところだ。
右サイドも武器にできるか
まだシーズン開幕前の話だが、ここまでのところ、メシアスには期待が持てる。さらに、新加入のシャルル・デ・ケテラールも右サイドをこなせるため、今後ピオリ監督は3人から選ぶことが可能だ。
とはいえ、デ・ケテラールは2列目の中央で起用される可能性が高いとみられており、メシアスかサレマーカーズがプレーの質を上げることに期待したいところではある。
昨季は強力な左サイドを武器に、「できすぎの優勝」を飾ったミラン。戦力的に連覇は厳しいという意見が一般的だが、右サイドも武器になれば、再び周囲の予想を上回ることができるかもしれない。