ミラン加入間近のCDK
ミランがシャルル・デ・ケテラールの獲得を目前にしている。7月29日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、デ・ケテラールについて知っておくべきこと5選を紹介した。
スポーツ万能
デ・ケテラールはスポーツ万能で知られる。ほかのスポーツでも才能にあふれていた。もともとテニスをしており、12歳のときにはベルギー全体で同世代のトップ3、4に入る実力者だったという。
クラブ・ブルージュの元下部組織監督ビルゲル・ファン・デ・ベルデ氏は、「シャルルは子供の頃、何をやらせても素晴らしかった。我々はチームで様々なトーナメントをした。柔道、野球、クッブ、ラグビー、ハンドボール、ホッケー……。何をやっても彼が一番だったよ」と話していた。
特にクッブの腕前は飛び抜けていたという。
元DF
スポーツ万能のデ・ケテラールは、カルチョでも様々なポジションをこなす。ミランではトップ下やウイングとしての起用が見込まれるが、ユース時代はサイドバックやセンターバックでプレーしていた。
ミランがデ・ケテラールを高く買っているポイントの一つがこの能力だと『ガゼッタ』。複数ポジションを高いレベルでこなせるのは強みで、試合の中でもポジションを変えることになるはずだとみている。
母と二人三脚
U-15時代にひざに大きな問題があった。成長痛の影響でコンスタントにプレーできず、将来に不安が生じた時期だ。当時の指揮官であるセドリック・フラミンク氏によると、「この時期の彼は体のバランスを失っていた。それでチームのベスト選手というわけではなくなっていた。彼の母イザベラさんがしょっちゅう我々のところにきては泣いていたよ」。
31日にイタリア入りの予定のデ・ケテラールは、母とともにやってくると言われている。この点からも2人の絆は明らかだ。
彼女との関係は?
この母との絆はデ・ケテラールにとって大きなものだが、もう1人デ・ケテラールにとって重要な女性がいる。彼女のジョゼフィーン・ファン・デ・ベルデさんだ。デ・ケテラールのSNSにもたびたび登場している美女だ。
ベルギーメディアによると、ジョゼフィーンさんは20歳。デ・ケテラールとは2年ほどのパーティーで知り合った。
過去のインタビューによると、ジョゼフィーンさんは歯学を学んでいる学生でデ・ケテラールは、「彼女は僕のために全てを捨てるタイプじゃないし、僕も彼女がそうすることは望んでいない。僕は情熱を持って何かに突き進むような女性が好きだ。僕のために勉強を諦めるようなことにはなってほしくない」と語っていた。
青黒の歴史
ロッソネーラのユニフォームを着ることになるデ・ケテラールだが、ネラッズーラのユニフォームとのつながりは深い。7歳からクラブ・ブルージュの下部組織でプレーしており、ずっと青黒を自身の色としてきた。インテルとのダービーマッチは、色という点でもデ・ケテラールに特別な感情を与えそうだ。
マメ知識:クッブ(Kubb)とは?
木製のバトンを投げて標的に当てるボーリングとホースシューズを合わせたような競技。スウェーデン発祥のスポーツ。イタリアではほぼ知名度なし。