財政問題で選手登録認められず
ミランからバレンシアへ移籍したサム・カスティジェホだが、まだ新天地でプレーできるかが分からないという。スペイン『AS』が伝えている。
ステファノ・ピオリ監督の構想外でミランを去ったカスティジェホは、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督率いるバレンシアに移籍した。しかし、まだ選手登録できていないという。
これは、バレンシアの財政面が問題で、リーグ側が選手登録を許可していない状況だ。
同紙によると、バレンシアの解決策は3つある。
オーナーのピーター・リム氏が新たに資本投入することが1つ。ただ、これは短期的な解決策でしかない。
2つめはラ・リーガがルールを変えること。スペインでは複数クラブが同じ状況にあるため、リーグ全体でルールを変更する案もある。ただ、これは現時点で協議されていないという。
最も可能性があるのは、現所属選手の扱いでバランスシートを整えることだ。カルロル・ソレール、ホセ・ガヤ、ゴンサロ・ゲデス、ヤスパー・シレッセンらの去就が不透明な現状で、契約延長をするにしても、給与ダウンを受け入れてもらうことで財政を改善し、カスティジェホ登録につなげる案がある。
昨季はセリエAでわずか5試合の出場だったカスティジェホ。ようやく新天地が見つかったが、バレンシアで無事プレーできるようになるだろうか。