かつてミランで活躍したカカーが、14日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた。8年ぶりのチャンピオンズリーグの舞台が、思い出深いリヴァプールとの対戦ということで、レジェンドも興奮しているようだ。
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長く冬の時期を過ごしたミランは、2013-14シーズン以来のチャンピオンズリーグ。その8シーズンぶりの舞台の初戦の相手はリヴァプールだ。
リヴァプールといえば、ミランが2005年の決勝で敗れ、2007年の決勝で勝った思い出深い相手。カカーは次のように語っている。
「イスタンブールで敗れ、ハングリーな気持ちでのリベンジだった。2007年は僕にとってパーフェクトなシーズンだったよ。得点王でヨーロッパ王者になり、バロンドールにFIFAワールドプレーヤーだ」
「でも、それは2年前の決勝があったからだね。そこでたくさんのことを学んだ。試合後に自分に『次のチャンスはあるのか、またチャンピオンズリーグで優勝する機会はあるのか』と尋ねたよ。その後どうなったかはみんなが知っているとおりさ」
ミランは121年の歴史で初めてアンフィールドのピッチに立つ。
「僕はあるけどね! レジェンズの試合で、素晴らしかったよ…。冗談はさておき、特別なことだね。このミランにとって、アンフィールドでのスタートは理想的だ」
現在のミランでは、リヴァプール相手に分が悪いとみられる。
「すごくハードな試合になるだろうね。でも、良いパフォーマンスを見せるためのあらゆる要素がある。イブラはもうすぐ40歳だけどまだそこにいて、若くて優秀な選手もいる。みんなにとって重要なテストになるだろうね」
「2-0で勝ったラツィオ戦を見たけど、ミランは試合を支配していた。アグレッシブでスピードがあり、常に自分たちから仕掛けていた。ピオリにチャンピオンズリーグ経験がないことが言われるけど、ミランが日曜日のソリッドさ、コンパクトさを維持できれば、うまくやれるはずだ」
ミランがリヴァプールに勝る点はどこだろうか。
「若手とベテランの融合だね。僕自身、マルディーニ、カフー、シェバ、インザーギ、コスタクルタといった選手たちのもとでいろいろ学んだ。みんな契約満了の時期なんて気にせず、クラブのために、という意識だけだった。今はイブラにケアー、ジルーもいる。彼らが道を示す。クオリティに不足はないね。それに、ミランはハングリーだ。リヴァプールはしばらくトップレベルでやってきた。この大会で戦えるという熱意が、違いを生む可能性はあるだろう」