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判決を待つイブラヒモビッチ。「差別」なら最低10試合…。結論は29日

ミランのズラタン・イブラヒモビッチが、判決を待っている。

28日にコッパ・イタリア準々決勝の最後の1試合であるナポリ対スペツィアが行われた。この試合終了をもって、スポーツ裁判所は同ラウンドで起きた事象を確認していくことになる。

もちろん注目を集めているのは、ミラノダービーにおけるロメル・ルカクとイブラヒモビッチのバトル。FIGCの検察が、映像などを用いて両者が何を言ったのかを確認していくものになると見込まれる。

ルカクも“シロ”とは言い切れないが、よりリスクがあるのはイブラヒモビッチというのが各メディアの見解。本人は人種差別発言を完全に否定していたものの、長期出場停止の危険もある。

イブラヒモビッチが何を言ったのか。それは検察が判断することだが、各メディアが指摘しているのは、「スポーツ司法第28条」。これは差別を禁止とする項目で、その差別は人種に対してだけでなく、肌の色、宗教、言語、性別、国籍、民族といったあらゆるものを指すと定義されている。この差別にあたるという結論が出た場合、最低で10試合の出場停止となることも明記されており、イブラヒモビッチの出場停止が長期になるという懸念はここからきている。

スポーツ裁判所の判決が出るのは現地時間29日。若きミランをけん引し、成長させ、今シーズンのセリエAを盛り上げる立役者の一人となっているイブラヒモビッチ。ルカクが沈黙を続けている点が気になるが、どのような結論が出るだろうか。

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