鎌田大地は途中出場
30日に行われたセリエA第10節のラツィオ対フィオレンティーナは、ホームのラツィオが1-0で勝利した。
劇的な決着
サッカー日本代表の鎌田大地はこの試合もベンチスタート。互いにアグレッシブに入ったこのゲームは、13分にフィオレンティーナのルーカス・ベルトランが抜け出してゴールネットを揺らすが、映像で認められず。
その後、ラツィオはタティ・カステジャノスが決定機を迎える場面もあったが、こちらはフィオレンティーナの守護神ピエトロ・テラッチャーノに阻まれて得点できなかった。
ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督は、選手交代で試合を活性化。68分に鎌田を投入するなどした。それでもなかなかスコアは動かずに時間が過ぎていく。
このまま0−0で終了するかと思われたが、アディショナルタイムにドラマが待っていた。ペナルティーエリア内で途中出場のマティアス・ベシーノがシュートを狙うと、フィオレンティーナのニコラ・ミレンコビッチの手に当たってハンドのジャッジ。これを途中出場のチーロ・インモービレが決めた。
非難の声を浴び続けたインモービレが、セリエA5試合ぶりとなる今季3点目を決めて、ラツィオが勝ち点3を手にしている。
鎌田大地の評価は?
イタリアメディアの鎌田に対する評価は可もなく不可もなくといったところ。『スポルトメディアセット』『TMW』『LaLazioSiamoNoi』はそろって6を付けた。
『TMW』は「正しい姿勢で試合に臨んだ。いくつか興味深いパスも入れたが、味方はそれを活かせなかった」とし、『LaLazioSiamoNoi』は「フェリペ・アンデルソンに素晴らしいパスを出したが決められなかった」と記している。
ラツィオで高評価なのは決勝点を決めたインモービレで、『LaLazioSiamoNoi』は8とかなり高い採点を付けている。「チームにとっても本人にとっても重いゴール。もし外していたら、彼の周りの世界が一変いたかもしれなかったが、がれきを取り除いて新たな玉座を自らつくり、そこに座して皆を見下ろしている。王が戻ってきた」と興奮気味に綴っている。