ユヴェントスDFジョルジョ・キエッリーニの自叙伝の内容が大きな注目を集めている。
「キエッリーニをすごくリスペクトしている」
元イタリア代表のアントニオ・カッサーノは、クリスティアン・ヴィエリとのインスタグラム・ライブでこの話題について問われ、こう話した。
「フェリペ・メロのことは知らないけど、マリオのことは知っている。彼は子供だ。良いヤツだよ。キエッリーニが何のことを言っているのかは分からない。とにかく、ジョルジョのことはすごくリスペクトしている。賢い青年で、カルチョをよく知っているし、ピッチの外でも素晴らしい人間性だね。この世界でオレが知っている中では最も賢い人物の一人だろう。こういったことを言ったからには、何かしら理由があると思う。代表ではマリオと数年間一緒だった。キエッリーニとは10年くらいだ。彼は賢く、礼儀正しいよ」
「面と向かって言ってないというのは…」
一方、元イタリア代表のルカ・トーニは、その理由を探っている。こちらもヴィエリとのインスタグラム・ライブで話した。
「本を出すときは、何かニュースになるような部分が必要なのだと思う。どちらにも理由があるというのが私の見解だ。面と向かって何も言わないっていうのはあまりよくないね。SNS上で何か議論になるっていうのはかっこよくない。ちゃんと話して明確にした方が良いはずだ」
「私は本を出していない。好きじゃないからというのもあるし、今キエッリーニに起きていることみたいに、混乱を生むこともある。今みたいに話題が少ない時期なら、なおさら注目されるだろう。セリエAが再開して、すぐにキエッリーニとバロテッリのバトルが見られたら素晴らしいことだね」
大先輩は「心底落胆」
かつてユヴェントスなどで活躍したマルコ・タルデッリは、後輩の姿勢をはっきりと非難した。フェイスブック上でのコメントを『ANSA通信』が取り上げている。
「ジョルジョ・キエッリーニの発言には心底落胆している。代表とユヴェントスのカピターノで、AIC(イタリア選手会)のリーダーの一人だ。それがチームメートや同僚にきつい言葉を向けている。ほかのクラブへの憎しみは、また憎しみを生む。(ディノ・)ゾフや(ガエターノ・)シレアといったカピターノたちから、私は最もハードにやりあった相手にも敬意を持つように教わった」