かつてユヴェントスで活躍した元ウルグアイ代表のパオロ・モンテーロ氏が、『スカイ』のインタビューに応じた。『TuttoJuve』が伝えている。
モンテーロ氏は1992年から1996年にかけてアタランタでプレーしたあとユヴェントスに加入。2005年まで所属し、圧倒的な1対1の強さなどでチームに貢献している。
――ジダンとの関係。過去にジダンをファンから守ったというエピソードがあるが?
「イタリアと南米の教えだね。彼やデル・ピエロ、ボクシッチといった選手は、試合を決定づけた。私はDFとして、強者を守らなければいけない。それは南米の教えだね。ジズーは彼のレベルにおいて、最もシンプルな選手であり、最も謙虚だった。ユーヴェはすごい選手をそろえていたけど、彼は人間として素晴らしかったよ。ジズーを愛さずにはいられなかったね」
――連絡は頻繁に?
「いや。6カ月は彼にメッセージを送っていないね。あまり邪魔したくないんだ。ただ、彼のお兄さんが亡くなったとき(2019年7月)は電話で話したよ」
――マタイス・デ・リフトの評価
「ケタ違いだ。彼がこれまでに見せたこと、この期間の成長ぶり、最強になるための全ての武器を持っている。ただ、デミラルのことも忘れないでほしいね。ケガをしてしまったけど、若くて優れた選手だ。彼ら2人でユヴェントスのCBはしばらく安泰だろう」
――エドガー・ダービッツとのエピソード
「自分たちが負けると、1カ月あいさつをしない仲間がいたね。ダービッツなんか、2、3試合落とすと、チームにあいさつをしなくなるよ。選手として、ロッカールームに戻るために何をすべきか分からないね」
――ユヴェントスを指揮する可能性
「全ての元選手が、自分が所属したチームで監督をやることを喜ぶだろうし、夢に思うだろう。ただ、夢は非常に遠いものさ。実際にユヴェントスでプレーした選手で監督をやった人間は多くない」
――キエッリーニの不在について
「こちらにとっても彼の不在は痛かったが、相手にとってもそれは言えるだろう。対戦相手のリスペクトが根本にあるからね。キエッリーニはピッチ上で90分間の“ファイター”であり、決して諦めない。相手もそれを知っているんだ。それは心理的に痛手だね」
――自身が現役だったら、クリスティアーノ・ロナウドをどう止める?
「フィジカルが強いし、スピードもある。チームメートの助けが必要だ。ターンさせたらいけないね。ターンされてしまったら、もう止められないよ」