今後の補強はどうなる?
ユヴェントスが、フランシスコ・コンセイソンの獲得を決めた。注目の取引がひと段落し、今後は次なるターゲットに照準が移る見通しだ。
『GianlucaDiMarzio.com』などが15日に報じたところによれば、フランシスコ・コンセイソンの完全移籍はポルトと合意に達した。ユヴェントスが支払う移籍金は3200万ユーロ。これはフランシスコ・コンセイソンの契約解除金3000万ユーロを上回る条件だが、ユヴェントスは分割払いで会計年度を分けることを重視し、割高の取引を選んだ。
次はコロ・ムアニ
この次に注目されるのは、ランダル・コロ・ムアニの去就だ。2024/25シーズン後半戦にレンタルで加入したFWは、パリ・サンジェルマン(PSG)との交渉を経て、FIFAクラブワールドカップもユヴェントスでプレーした。
イゴール・トゥードル監督はコロ・ムアニの残留を望んでおり、PSGと交渉中。ユヴェントスは買い取りオプション付きレンタルを望む一方で、PSGは買取義務付きでの契約を求めているという。フランシスコ・コンセイソンの獲得が決まったあと、この交渉が加速するものとみられる。
ヒュルマンドも狙う?
また、ポルトガルのクラブとの契約解除条項という点では、フランシスコ・コンセイソンだけでなく、スポルティングCPのモルテン・ヒュルンマンドにも注目が集まっている。
かつてレッチェで活躍したヒュルマンドは2023年夏に2000万ユーロでスポルティングへ移籍した。そのときに契約解除条項が8000万ユーロに設定されている。
しかし、『コッリエレ・デッロ・スポルト』によれば、この契約解除条項は無効になるかもしれない。ヒュルンマンド側は、ルベン・アモリム監督体制で有効だったものであり、指揮官がマンチェスター・ユナイテッドへ行ったあとでその条項は意味を成さないと主張しているという。この契約条項をめぐる動きにも、ユヴェントスは注視しているようだ。
ユヴェントスはそのほかに、ウォルヴァーハンプトンのアンドレやトッテナムのイヴ・ビスマも補強候補のリストに載せている模様だ。