インテルのラウタロ・マルティネスが、レアル・マドリーへ移籍するかもしれない。『スポルトメディアセット』が14日、独占情報として伝えた。
これまで再三噂されたバルセロナではなく、ラウタロはレアル・マドリーへ行く可能性があるという。すでに代理人は、レアル・マドリー側の合意を取りつけたとも報じている。
インテルは今夏のメルカートで資金繰りに苦しんでいる。補強資金捻出のために手放すものとみられていたマルセロ・ブロゾビッチとミラン・シュクリニアルについては、依然として動きなし。そこでインテルは、ラウタロ放出を真剣に検討しているという。
インテルはすでにアクラフ・ハキミ獲得に4000万ユーロを投じた。さらにンゴロ・カンテ獲得のために5000~6000万ユーロを調達したい考えで、レアル・マドリーには1億ユーロほどの移籍金を求めているという。
これはレアル・マドリーにとっても悪くない話だと記事は主張。最大のライバルであるバルセロナはクラブ内が不安定な状況。そんな中でバルセロナが獲得を目指してきたラウタロを獲得できれば、ライバルに与えるダメージは大きい。リオネル・メッシが獲得を熱望してきた選手だけに、クラブに対する不信感もさらに高まる可能性がある。
レアル・マドリーはラウタロに対して、年俸約800万ユーロの条件をオファー。すぐに合意に達したという。これはバルセロナの提示額よりも低いが、インテルでの条件より500万ユーロほど高い。
この交渉が極秘で進んでいたことにも理由があるという。同メディアによると、この交渉は絶対にバルセロナに知られてはいけなかった。というのも、インテルがラウタロをレアル・マドリーに売却するとなれば、バルセロナが激怒するのは必至。結果として、アルトゥーロ・ビダルの契約解除を認めないということにもなりかねない。ただ、その問題はすでに決着したようで、いよいよ話が表に出てきたようだ。