インテルは20日、ボルシア・メンヒェングラッドバッハにバレンティーノ・ラザロがレンタル移籍することを発表した。マックス・ハグマイヤー代理人が『FcInterNews』でこの決定について話している。
昨年夏にインテルの一員となったラザロは、1月にニューカッスルへレンタルとなった。
「新型コロナウイルスでイングランドで大変な6カ月を過ごしたあと、彼には新しい視点を持つ経験が大事になると考えた。バレンティーノにはスペイン、イタリア、ほかのドイツのクラブから関心があったが、確信を持ってボルシア・メンヒェングラッドバッハにしたんだ」
――プレッシャーが小さいから?
「絶対に違う。まずバレンティーノは自分にプレッシャーをかけるね。良いシーズンを過ごしたいと思っている。EUROもあるから、良い働きをしなければいけない。監督は彼のことをよく知っている。プレーのシステムは分かるし、攻撃的だ。条件はそろっているね。それにボルシア・メンヒェングラッドバッハはチャンピオンズリーグに出場する。それはバレンティーノの選択において非常に重要だった。彼は準備ができているし、満足している。クラブの信頼に応えたいと燃えているよ」
――チャンピオンズリーグでインテル対ボルシアMGが実現するかもしれない。コンテには何を伝えましたか?
「まず、インテルはトップクラブだ。来シーズンはスクデットを狙うだろう。インテルはハキミを獲得した。だから、ラザロの場所は厳しいだろう。バレンティーノにも説明したが、プレーすることが大事だ。彼は状況を理解して、移籍を了承した」
――ラザロは再びインテルのユニフォームを着たいと思うかもしれないが?
「そうだね。彼の夢は変わっていない。彼は決してインテルに対してノーと言わなかった。だが、勘違いしないでほしいのは、今のラザロはボルシアMGの契約にサインをしたことに満足しているということだ。自分のクオリティを示して、新しいクラブのためにベストを尽くそうとしている。その彼のパフォーマンスを受けて、将来が決まっていくだろう」
――ボルシアMGとの取引の詳細は?
「両クラブへのリスペクトから、詳細には触れないでおきたい。バレンティーノが満足しているということだけ繰り返させてもらう」
――ニューカッスルでは何がうまくいかなかったのか?
「加入したときはレギュラーだったが、コロナによる中断のあとは違った。理由は分からない。だから、新しい挑戦をすることを選んだ」
ラザロの移籍の詳細は明らかになっていないが、ドイツ『Bild』によると、レンタル料が120万ユーロで、完全移籍オプションが1380万ユーロ。完全移籍後にボルシアMGが放出して利益を得た場合、その15%がインテルに支払われるという条件だ。