セリエAスクデットレース終盤へ、上位3チームの山場とスケジュールをチェック!

インテル、ミラン、ナポリの現状と優勝条件

2026FIFAワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ決勝でボスニア・ヘルツェゴビナ代表に屈し、イタリア代表は3大会連続でW杯出場を逃した。

アッズーリにとって失望は続くが、セリエAではシーズンの成果を決める大事な時期に突入する。

第30節を終え、スクデット争いは再び熱を帯びている。首位インテルが調子を落としている一方で、ここ3試合でミランは4ポイント、ナポリは7ポイント、首位との差を縮めた。

残り8試合、最大勝ち点24を残す中で、首位インテルと2位ミランの差は6ポイント、3位ナポリとの差は7ポイント。本記事では、三つ巴の様相を呈してきたトップ3チームの現状と、終盤戦の対戦カード、そして勝ち点が並んだ場合のレギュレーションについて整理する。

第30節終了時点のトップ3順位表

順位クラブ勝ち点試合数得点失点得失点差
1インテル693022356624+42
2ミラン633018934723+24
3ナポリ623019564630+16

終盤戦スケジュール比較(第31節〜第38節)

各クラブの今後の対戦カードは以下の通りである。インテルは唯一、コッパ・イタリアの戦いを残しており、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で敗退したとしても、過密日程は続く。

インテル (現69pt)ミラン (現63pt)ナポリ (現62pt)
第31節ローマ (H)ナポリ (A)ミラン (H)
第32節コモ (A)ウディネーゼ (H)パルマ (A)
第33節カリアリ (H)ヴェローナ (A)ラツィオ (H)
コッパコモ (H)
第34節トリノ (A)ユヴェントス (H)クレモネーゼ (H)
第35節パルマ (H)サッスオーロ (A)コモ (A)
第36節ラツィオ (A)アタランタ (H)ボローニャ (H)
コッパアタランタorラツィオ
第37節ヴェローナ (H)ジェノア (A)ピサ (A)
第38節ボローニャ (A)カリアリ (H)ウディネーゼ (H)

【注目のポイント】

インテルの山場

インテルは次節ローマ戦、そして続くコモ戦が難関となるだろう。イタリア代表選手たちへの心理的影響も懸念されるが、コモ戦以外はホームゲームが続く。

第37節で対戦するエラス・ヴェローナは降格圏だが、すでに残留圏と勝ち点9の開きがある現状で、このときまでにセリエB降格が決まっている可能性も否定できない。

ライバル2チームと比較すれば、対戦カード自体は比較的優位と言える。

ミラン&ナポリの挑戦権

追う2チームは、第31節に直接対決を控える。ここで勝利を収めたチームが、スクデットへの挑戦権を手にすると言っても過言ではない。

ミランは第34節でユヴェントスとのビッグマッチがある。調子を落としているとはいえ、CL出場権を狙う名門との一戦は簡単ではない。また、アタランタもCL出場権を狙っておりタフな試合になるはずだ。さらに、シーズン終盤では残留争い真っ只中の下位とあたる可能性があり、最後までモチベーションの高い相手との戦いが続くことが予想される。

ナポリはミラン戦のあとで12位のパルマと対戦する。中位だが、残留ラインと勝ち点6差というポジションで、好調の勢いのまま安全圏まで行きたいと考えているはずなだけに警戒したい。第34節のクレモネーゼ戦もタフになりそうだが、やはり山場は第35節のコモ戦だろうか。

優勝の条件・勝ち点が並んだ時のレギュレーション

シーズン終了時に勝ち点が並んだ場合、セリエAの規定により、スクデットの行方は「プレーオフ(スパレッジョ)」によって決定される。

プレーオフのルール

  • 開催地 当該チーム間の直接対決成績(勝敗、得失点差など)で上位となるチームのホームで開催される。
  • 試合方式 90分で決着がつかない場合は延長戦を行わず、即座にPK戦へと突入する。
  • 3チームが並んだ場合 インテル、ミラン、ナポリの3チームが同点で並んだ場合は、3チーム間での成績によるミニ順位表を作成し、上位2チームがプレーオフに進出する。3位チームは自動的に3位扱いになる。

【現在の直接対決の優劣関係】

  • インテル ミラン、ナポリの両チームに対して直接対決で負け越している。
  • ミラン インテルに対して優位に立っている。ナポリに対しても前半戦を2-1で制しているため、現時点では優位な状況にある。
  • ナポリ インテルに対しては優位。ミランに対しては初戦で敗れているため、第31節での直接対決の結果がプレーオフの開催地や進出条件に大きく関わることとなる。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]

この記事が気に入ったら
フォローしてね!