トルコメディアの報道に苦言「僕のイメージを利用されるのは気に入らない」
マウロ・イカルディは、イタリアに、ミラノに戻ってくるのだろうか。
イタリアでは、イカルディがミランに“逆オファー”を出したと報じられている。一方トルコでは、所属クラブのガラタサライから契約延長の意向がないと通達されたとされており、その去就が注目を集めている。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]こうした報道を受け、イカルディは自身のSNSで次のように反論した。
「僕の名前を出すことで売れるのだろう。そして、一部のトルコ人記者は、僕が契約をしないと信じ込ませたいのだろう。そういう事情も理解できる」
「でも、僕には誰からも連絡がきていない。もっといえば、代理人にさえも連絡はなかった」
「そこで思うのは、昨日の敗戦を隠すために、『ニュースでもないこと”をニュースに仕立てたかっただけなんじゃないか』と思う。僕のイメージが、そのために利用されるのは気に入らない」
「僕は契約が終わるとき、胸を張って去る。それ以前に去ることになるなら、それは僕の意思であり、ほかの誰かによるものではない」
「イカルディはあと数カ月、ここにいる。それを楽しんでほしい。あとで、きっと僕のことを恋しく思うことになるだろうから」
ミラン行きは困難?
『コッリエレ・デッロ・スポルト』は、サンティアゴ・ヒメネスの去就を起点に、1月のミラン前線に動きがあると予想している。ただし、イカルディの売り込みに対しては、今のところクラブ側は慎重な姿勢を崩していないという。
問題はまず、イカルディのコンディションにある。彼は昨年11月に前十字じん帯を負傷し、今年夏に復帰したものの、現在も状態に不安が残るとされている。
さらに、財政面のハードルも高い。イカルディはガラタサライで約1000万ユーロの年俸を受け取っており、ミランがこの金額を負担するのは現実的ではない。
こうした事情から、元インテル主将のミラノ復帰の可能性は、現時点では低いと見られている。

