インテル5得点大勝! 理想的展開でヴェネツィア撃破 【インテル採点】

ピオはサン・シーロ初ゴール、若手2人がデビュー

インテルは3日、コッパ・イタリア・ラウンド16でヴェネツィアと対戦し、5-1で勝利した。イタリアメディアの主な選手採点を紹介する。

試合内容

インテルのヴェネツィア戦のスタメン

インテルはカンピオナートから大幅にメンバーを変更して臨んだが、ヴェネツィアも同様にターンオーバーをした。

立ち上がりから主導権を握ったインテルは、18分にダヴィデ・フラッテージのパスからアンディ・ディウフが決めて先制すると、その直後にフランチェスコ・ピオ・エスポジトの強烈なミドルシュートが突き刺さり、2−0とする。

29分には、左サイドで先発したルイス・エンヒキがドリブル突破で好機をつくるなど、これまでフィットしていなかった選手も存在感を示した。

34分にマルクス・テュラムのゴールで加点したインテルは、後半から負傷明けのヘンリク・ムヒタリャンを投入。後半立ち上がりにフラッテージのクロスにテュラムがヘディングで飛び込んで4点差とし、勝負を決めた。

その後、18歳のマッテオ・コッキが投入されるなど、余裕のある展開になったインテル。61分にはヴェネツィアのリッチー・サグラドに1点を返されたが、シュートはカルロス・アウグストに当たってコースが変わり、久々の公式戦となったGKジョゼップ・マルティネスにはノーチャンスだった。

76分、途中出場のアンジェ=ヨアン・ボニーのゴールで再びリードを4点に広げると、80分にはマッテオ・スピナッチェー(19歳/FW)とレオナルド・ボーヴォ(20歳/MF)も投入され、トップチームデビューを飾った。

インテルは5−1で大勝し、危なげなくラウンド16を突破。準々決勝の相手は、ローマ対トリノの勝者となる。

インテルの主な採点

ジョゼップ・マルティネス

FcInterNews:6 – 悲劇的な朝から1カ月余り、ようやく日常に戻ってきた。序盤は3本のパスミスがあったが、ベンチからの声援も受けて徐々に落ち着きを取り戻す。自身のロングパスから1点目の起点が生まれた。失点はノーチャンス。
TMW:6 – 序盤は足元のミスがあったが、次第に安定。失点に関しては責任なし。

アンディ・ディウフ

FcInterNews:7 – 試合開始2分でドリブル突破を披露し、観客を沸かせる。18分にはインテルでの初ゴールを挙げ、スタジアムに「解放の叫び」を響かせた。後半には左足で惜しい場面もあったが、相手GKに止められた。
TMW:7 – インテル初先発で初得点。自らボールを運び、見事な右足シュートで決めた。ドゥンフリースの代役としても計算できることを示した。

ダヴィデ・フラッテージ

FcInterNews:7 – 試合には表立って絡まなかったが、鋭い飛び出しで何度もエリア内に顔を出した。16分にはディウフの縦パスを受けてシュートを放ち、外側からネットを揺らした。その後はアシスト役として活躍し、ディウフとテュラムのゴールをお膳立てした。
TMW:7 – 期待されていた「答え」をしっかりと提示。ディウフとテュラムへの2アシストで、自らの存在価値をアピールした。

ルイス・エンヒキ

FcInterNews:6 – 攻撃が左サイド偏重だった中でも、30分前には見事なトンネルで2人を抜き、決定機を演出。後半開始直後には単独突破からシュートするも、GKに阻まれた。
TMW:6 – ゴールには届かなかったが、随所に輝きを見せた。技術は見せたが、今後は強豪相手に同じことができるかが課題。

マッテオ・コッキ

FcInterNews:6 – スタメン予想もあったが、残り30分からの出場に留まった。旧知のキヴ監督から与えられた時間で無難にプレーした。
TMW:6 – 終盤30分の出場。目立った活躍はなかったが、落ち着いてプレー。

マルクス・テュラム

FcInterNews:7 – 唯一の“ガチメンバー”として出場し、コンディションの良くない中で2得点を記録。1点目は遠目から、2点目はヘディングで決めた。
TMW:7.5 – 強烈なミドルと、頭からの飛び込みで2ゴール。得点への嗅覚を見せつけ、存在感を示した。

フランチェスコ・ピオ・エスポジト

FcInterNews:7 – ボールキープ、そしてシュート技術でも魅せた。ノルウェー代表でのゴールと同じゴールを、今度はインテルでゴールを決めた。パワフルかつ美しい一撃だった。
TMW:7 – サン・シーロでの初ゴールを見事なミドルシュートで飾る。テュラムとの連係も良好だった。

クリスティアン・キヴ監督

FcInterNews:7 – 「22人すべてがインテルの選手」と語る通り、メンバーを大幅に入れ替えて挑んだ。序盤15分は静かな展開も、その後はディウフ、エスポジトの得点で流れを掴む。結果として大勝に導き、ターンオーバーは成功。
TMW:7.5 – 選手を替えてもチームの原則は変わらず。序盤を除けば、後半はまさにショー。選手交代もうまく機能し、理想的な試合運びとなった。

インテル対ヴェネツィア:ハイライト動画

のちほど更新予定です!

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