議論を呼んだジャッジ、AIAが誤審を認める形に
セリエA第8節のナポリ対インテルを担当した審判団は、イタリア審判連盟(AIA)の評価を下げたと、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が27日に伝えた。
この一戦では、前半にナポリに与えられたPKが話題になっており、試合後も舌戦が続いている。
AIA上層部は、この判定を「誤審」と判断した。眼前でプレーを見ていたマウリツィオ・マリーニ主審ではなく、副審のダニエレ・ビンドーニの進言によって判定が変わったプロセスに問題があったとされ、進言した副審、そしてそれを受け入れた主審の双方に責任があるとして、AIAは両者を一時的に試合担当から外す決定を下した。
この一戦では、マリーニ主審がビリー・グリモアとハカン・チャルハノールの接触に対して笛を吹かず、直後のディ・ロレンツォとフェデリコ・ディマルコの接触にはファウルを取ったことも、明らかなミスと見なされている。
マリーニ主審は過去にもインテル戦で議論となるジャッジをした。2021年のユヴェントス戦では、デンゼル・ドゥンフリースとアレックス・サンドロの接触により、終了間際にユヴェントスにPKを与えた。
2024年11月のナポリ対インテルでは、チャルハノールがPKを失敗したものの、アントニオ・コンテ監督が判定に激怒するPKジャッジがあったことも話題になった。
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