立場や試合展開でコロコロ…
セリエA第8節のナポリ対インテルは、ホームのナポリが3−1で勝利を収めた。ナポリは首位に浮上したが、アントニオ・コンテ監督の試合後のコメントには周囲も困惑している様子だ。
この一戦は、インテル陣営も認めているとおり、後半はナポリが主導権を握り、結果に不当性はない。だが、ナポリに与えられたPKのジャッジは微妙なもので、これを巡る論争が話題となっている。
試合後には、インテルのジュゼッペ・マロッタ会長がメディアに対応し、判定への疑問を口にした。
一方でナポリは、アントニオ・コンテ監督が反論。「インテルはすぐに首脳陣が出てきて話すが、ナポリでは私が話す」「やるべきことはチームを正しく評価し、なぜ負けたかを正しく分析することだ」といったコメントを残した。
だが、『レプッブリカ』は「実際には、コンテはインテル時代頻繁に幹部にテレビで話すように求め続けていた」と指摘。常に矢面に立ってきたという本人の主張とは異なるとした。
また、ファブリツィオ・ビアジン記者は、昨季のセリエA第12節インテル対ナポリ(1−1)のあとのコンテ監督のコメントを思い出し、次のように述べた。
「1年ほど前の試合でコンテは『VARが介入できないとはどういうことだ?意味が分からない。都合が悪いときは介入しないということか』と話していた」
「あのときコンテは、自分のためではなく、サッカー界全体のために疑問を呈しているみたいな立ち位置だったが、この試合では、その点には一切触れなかった。どうやら、サッカー界のために、なんていう理念はなくなったのだろう」
試合中にはラウタロ・マルティネスと激しい衝突もあったコンテ監督。かつてインテルを優勝に導いた偉大な指揮官だとしても、いまは明確にライバルと言える存在だ。
昨季はインテルがPKを獲得
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