2024/25シーズンはミランに勝てず
23日に行われるコッパ・イタリア準決勝セカンドレグでインテルはミランに0-3で敗れた。2試合合計1-4で敗退が決まり、3冠の夢は潰えている。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
インテル、ミラン戦の主な採点
ヤン・ビセック
FcInterNews:7 – ボローニャ戦での不甲斐ないプレーを払拭しようと奮起。再びラファエル・レオンとの対峙となったが、それがモチベーションとなった。1対1の場面では完全に勝利し、相手を苛立たせた。前線でも左足とインサイドキックでシュートを狙ったが精度を欠いた。後半はスペースが広がり裏を取られる場面もあったが、一切気を抜かずに対応した。
TMW:5.5 – ボローニャ戦でのミスを引きずっている様子。レオンをマークするミッションに取り組み、序盤は鋭い対応を見せたが、終盤は集中を欠いた。
ステファン・デ・フライ
FcInterNews:6.5 – ヨビッチの得点シーンは自らの守備範囲外であり、責任は重くない。セルビア人が中盤に下りてくる動きには手を焼いたが、致命的なミスはなし。後半にはメニャンに好セーブを強いる場面もつくった。
TMW:5 – ヨビッチの追加点をただ見送るだけの姿が象徴的。試合終盤には疲労が見え、精彩を欠いたインテルの象徴のようだった。
クリスティアン・アスラニ
FcInterNews:5.5 – 久々のチャンスを生かそうと奮闘。レオンに対する鋭いタックルなど守備で光る場面もあり、いくつか良い展開のパスも見せた。しかし、限界を超えようとするたびに跳ね返され、全体としては空回り。
TMW:5.5 – 長らく出場機会がなかったが、今回はある程度の守備の読みは良かった。ただし、攻撃面でのインパクトは乏しかった。
(→53分) ハカン・チャルハノール
FcInterNews:5.5 – 最も苦しい時間帯に投入され、前線と中盤の間でプレー。積極的にゴールを狙ったが、相手に囲まれて効果的なプレーはできず。
TMW:5 – 流れを変える役割を与えられたが、結果は警告ひとつ。試合のテンションに乗れず、影響力を示せなかった。
メフディ・タレミ
FcInterNews:5 – 今季を意義あるものに変える絶好の機会だったが、存在感は希薄。ラウタロへの落とし以外に見せ場はなく、守備での軽いプレッシングに終始。決定力を欠く一面が目立った。
TMW:4.5 – 3月11日以来の先発も精彩を欠いた。ラウタロへの好パス以外に印象に残る場面はなく、期待されていた得点感覚は影を潜めた。
ラウタロ・マルティネス
FcInterNews:5.5 – 孤軍奮闘の姿勢は見せたが、タレミが影に隠れるようなプレーでは連係もままならず、コンビネーションが機能しなかった。いくつか良いプレーもあったが、相手の大きなミスでもなければ得点の可能性を感じさせない内容だった。33分にはバイエルン戦でのゴールを再現しようとしたがシュートは大きく外れ、精度を欠いた。最後まで諦めない姿勢は見せたものの、全体としては混乱気味のパフォーマンスだった。
TMW:5 – カピターノとしての責任を果たそうと序盤はよく動き、アイディアあるプレーも見せたが、徐々に沈黙。唯一のチャンスも精度を欠いた。
シモーネ・インザーギ監督
FcInterNews:5.5 – トリプレーテの夢が潰えた夜。ミラン相手にはこれで2分け3敗と勝利がない。内容は悪くないが、毎回決定的な失点を許してしまう。同点直後の後半序盤の2失点が試合を決定づけた。
TMW:4.5 – 控え組主体の布陣は日程上やむを得なかったが、内容は心配を誘うもの。4人同時交代も効果は薄く、チームは反応を示さなかった。