テオ・エルナンデスに対する進路妨害が話題に
2日に行われたコッパ・イタリア準決勝ファーストレグのミラン対インテルは1-1の引き分けに終わり、決勝への切符は今季最後のミラノダービーに持ち越されることになった。そんな中、今回のダービーでの1つのプレーが話題となっている。
注目されているのは、ピッチサイドで指示を出すインテルのシモーネ・インザーギ監督の外側からテオ・エルナンデスが裏のスペースへ走り込んだ場面だ。
インザーギ監督はテクニカルエリアを出て指示を送っていたため、何らかの処分があるべきだとSNSを中心に議論が巻き起こっている。
ミラン視点:「好き勝手やっても無罪放免」
『MilanNews』のピエトロ・マッツァーラ記者は「シモーネ・インザーギが好き勝手に振る舞っても完全に無罪放免だ。悲しいことに、もはやニュースにもならない。インテル指揮官はベンチ前でやりたい放題だった。テオ・エルナンデスの進路を妨害し、テオは回り道を余儀なくされた。テオが正規ルートを走って激突していたら、どうなったかは誰にでも想像がつく」と記した。
そして、「インザーギはまるでVIPパスでも持っているかのようにテクニカルエリアを出て、叫び、ジェスチャーをし、抗議し、果てには相手選手の進路を妨害した。それを見る第4審判も、たまに軽く注意をするだけ。明らかにルールの範囲を超えた行動を容認している」と怒りをあらわにした。
インテル視点:「テオ・エルナンデスが退場になるべき」
インテル専門メディアの『FcInterNews』もこの話題を取り上げた。だが、こちらは「ルールどおりなら、むしろミランの方が不利を被ったはずだ」と主張した。
同メディアは「規則上、インザーギはテクニカルエリア内にとどまる義務があり、今季も何度か注意あるいは警告を受けている。ただし、その境界を厳格に守っている監督はほとんどいないのが実情だ」と前置きした。
その上で、「テオ・エルナンデスはインザーギを避けて外を回ったわけではなく、ボールがくる前からピッチ外を10メートル以上走っている。そしてパスを受けるタイミングでピッチ内に戻った。これはルール上問題がある」と指摘。
サッカー競技規則には「選手が故意にピッチ外に出て、相手を避けたり戦術的な優位を得るために(例:有利な位置で再びピッチに戻るために)出入りする場合、主審はこれを反則と判断し、非スポーツ的行為と見なせば警告を与えることができる」と記載されているとし、「ファッブリ主審はテオの動きをルール違反とみなして警告を出すこともできた。19分にすでに警告を受けていたため、2枚目で退場になる可能性もあった」とし、「つまり、ルールどおりであれば、インザーギもテオも警告で、ミランは前半のうちに10人になっていたということだ」と結論づけた。
インザーギはほかの監督より自由?
ジャーナリストのサンドロ・サバティーニは自身のYouTubeチャンネルで「テオ・エルナンデスはインザーギを追い越さなければならなかった。審判たちはそれでいいと思っているのだろうか」と疑問を述べた。
「私は警告を出せ、とまで言うつもりはないが、テクニカルエリアを守る必要がないなら、なんのために存在するルールなのだろうか。別にインザーギを非難するつもりはない。ただシンプルに疑問なんだ。なぜ彼だけがほかの監督とは違う扱いを受けるのか理解できない。インザーギはほかの監督より、広範囲の自由が認められているように思う」と語った。