シーズン終盤のカギはエネルギー管理
セリエAは第30節が終了した。首位インテルと2位ナポリが勝利を収め、3位アタランタはフィオレンティーナに敗れ、スクデットレースは上位2チームに絞られつつある。
アッリーゴ・サッキが『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で優勝争いの2チームに言及した。
「ミランと対戦したナポリは、やや動きが鈍かった印象だ。それでもあらゆるボールに死力を尽くし、夢に向けて魂を捧げる覚悟が伝わってきた。アントニオ・コンテは選手たちに最大限の努力を求めて導こうとしているね。彼はよく分かっている。自分たちが食らいつきたいインテルは強いということをね」
「インテルはウディネーゼ戦で二面性を見せた。前半は圧倒的なパフォーマンスだったが、後半に緩みが出て危なかった」
「私はアクセルを踏み続けるべきだと思う。シモーネ・インザーギは、観ていて楽しく、かつ非常に現実的なチームを築き上げた。だが、これからはエネルギー管理が重要だ。カンピオナート、コッパ・イタリア、UEFAチャンピオンズリーグで戦い抜くには、適切なローテーションが必要になる」
「ダウンは避けるべき」とガゼッタ
『ガゼッタ』はインテル対ウディネーゼの分析記事で、「ヤン・ゾマーのスーパーマンのような活躍がなければ、引き分けていてもおかしくなかった。今後、こういったダウンは避ける必要がある」と指摘。
その上で、「インテルには言い分もある。過密日程が続く1カ月の初戦だったことを思えば仕方がない。負傷気味のアルナウトビッチや、バイエルン・ミュンヘン戦を見据えてハカン・チャルハノールやフェデリコ・ディマルコを守るという判断は妥当だろう」とも記した。