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マロッタ「3冠の話はしない」「インザーギの契約延長? 前提条件はそろっている」

充実のシーズンに胸を張り、未来を見据えるインテル会長

インテルのジュゼッペ・マロッタ会長が18日、『スカイ』のインタビューに応じた。

インテルは現在、セリエAで首位、UEFAチャンピオンズリーグでは準々決勝に進み、コッパ・イタリアもベスト4に残っている。シモーネ・インザーギ監督のもとでチームの調子は上がっており、シーズン終盤に期待がふくらんでいる。

マロッタ会長は3冠の話題を避けつつも、チームとファンの野心を後押ししているようだ。インタビューで様々なテーマに触れた。

首位で代表ウィークに入った

「確かに良い流れだが、大切なのは健全なリアリズムを持つこと。シーズン終了まであと2カ月あり、その後にはクラブワールドカップが控えている。だから通常とは異なる流れになっている。我々は主役として戦う大会があり、それはインテルの歴史が証明しているし、これまで積み上げてきた結果があるからだ」

「何よりも、監督が素晴らしい仕事をしてくれているし、チーム、クラブ、オーナー、そしてティフォージの力も大きい。この前向きな雰囲気の中で、シーズンの最後まで最高の状態で戦い抜きたい」

3冠達成の可能性について

「私は3冠の話はしない。ただ、経営者もスポーツ選手もファンも、常に野心を持つべきだとは思っている。野心は傲慢さや慢心とは違う。それは価値ある姿勢であり、自分の限界を超えようとする動機付けの要素でもある。我々はインテルだ。競争の中で戦うプロフェッショナルであり、最後まで競い続けなければならない。重要なのは、決定的な瞬間にそこにいること。そして我々は今まさにそこにいる。もしほかのチームが我々より優れていれば、潔く称賛するよ」

シモーネ・インザーギの契約延長は?

「いつもシーズンが落ち着いてから決めている。彼の契約はすぐに切れるわけではないが、適切なタイミングで更新するのが正しい。大切なのは、クラブと彼の間に生まれたシンビオシス(共生関係)だ。これが長期的な成功につながる。シモーネと共に我々は全員成長してきたし、このサイクルはまだ終わっていない。新しいオーナーが加わり、新たなエネルギーや目標が生まれた。スタジアム計画も進んでいて、それ自体がプロジェクトへの信頼の証だ。一緒に続ける前提条件はすべてそろっている」

若返りと競争力の維持、オークツリーの方針をどう両立する?

「柔軟に対応し、イタリアの現状を理解しなければならない。ヨーロッパのスポーツ経済環境を基準にクラブを適応させる必要がある。イタリアはもはや90年代や2000年代のようなエル・ドラド(黄金郷)ではない。選手に大金をかけることはできない。むしろ、創意工夫と能力を活かして強く競争力のあるチームをつくらなければならない。常に持続可能性を意識しながら、それを実現することが重要だね」

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