『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は1日、インテルがパリ・サンジェルマンFWエディンソン・カバーニの獲得に失敗し、FWマウロ・イカルディの放出も簡単ではない見通しだと一面で報じた。
前線の補強を目指すインテルは、FWロメル・ルカクの獲得を狙っていたが思い通りに進まず、パリ・サンジェルマンとの契約が残り1年となっているカバーニに照準を切り替えた。
しかし、カバーニはインテルからの関心に感謝しつつも、クラブに対してすぐに放出を求めるようなことはしない方針だという。さらに、パリ・サンジェルマンはFWネイマールの去就に揺れているところ。こちらの動き次第で状況は変わるが、それを待っている時間的な余裕がインテルにはなく、交渉は進まないとみられている。
『ガゼッタ』によると、ルカクのオペレーションはまだわずかにだが希望を残している。これが難しいようであれば、アンテ・レビッチ(フランクフルト)かドゥバン・サパタ(アタランタ)獲得の動きが本格化するかもしれない。
いずれにしても、カバーニ獲得が空振りに終わったことで、インテルはエディン・ジェコ(ローマ)の獲得は確実に決めたい状況となった。
一方でインテルは、構想外のマウロ・イカルディを放出しなければいけない。だが、こちらも進展はないようだ。
イカルディに対しては、ローマとナポリが関心を示しているというが、本人はユヴェントス以外の移籍を受け入れない方針を崩していない。ユヴェントスのルカク獲得が濃厚となった現在もその姿勢が変わらず、ユヴェントスへ行くか、インテルに残るかの二択だという。