テュラムやフラッテージのコンディションについても語るインテル指揮官
インテルは22日、セリエA第26節でジェノアをホームに迎え、1−0で勝利を収めた。シモーネ・インザーギ監督が試合後の会見と『DAZNイタリア』、『スカイ』に残したコメントを『FcInterNews』が伝えている。
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ナポリ戦を1週間後に控え、首位で眠りにつく
「ジェノアは素晴らしい試合をしたが、彼らの試合を見ていれば、難しい戦いになることは分かっていた。我々は試合の入り方をしっかりと意識し、良いアプローチができた」
「前半終盤はややインテンシティが落ちたが、後半は集中力と決意を持ち続けた。相手にもチャンスがあったが、ジョゼップ・マルティネスが素晴らしいセーブを見せてくれた。そして、我々は最後までエネルギーを振り絞り、勝利を掴み取った」
「試合後、選手たちに賛辞を送ったが、たとえ勝てなかったとしても、彼らには同じように称賛を送っただろう。このチームは困難の中でも全力を尽くし、戦い続けている。彼らを誇りに思うし、ティフォージの皆にも喜んでもらえてうれしい」
「ここまでで公式戦をすでに37試合、選手によっては43試合も戦っている。これは通常のシーズン全体の試合数に匹敵する。だからこそ、フィジカル面・メンタル面の両方でしっかりと回復しながら戦い続けなければならない」
マルクス・テュラムはラツィオ戦に間に合うか? それともナポリ戦まで待つことになる?
「彼の状態は良くなってきている。日々様子を見ながら調整している段階だ。まだ試合には出ていないが、直近の2試合では限られた時間の中で素晴らしい貢献をしてくれた。
「フィオレンティーナ戦で問題を抱えたが、彼は昼夜を問わず回復に励んでいる。医療スタッフの表情を見ても、良い方向に向かっていることが分かる。もし火曜日に間に合わなくても、ナポリ戦ではプレーできることを願っている」
2週間のフルトレーニング期間で、どんなことに取り組んだ?
「8月や代表ウィークを除けば、シーズン中にこれほどまとまった時間を確保できることはほとんどない。代表組が抜けた状態でのトレーニングは決して簡単ではないが、良い準備ができたと思う。もちろん、何人かの選手が欠ける中での調整になったが、彼らが戻ってくることを願っている」
マロッタは試合前のインタビューで「スクデットとチャンピオンズリーグの両方を狙う」と明言した。あなたの考えは?
「我々の目標は、すべての大会で主役になることだ。どれか一つを選ぶというのは難しい。ただ、選手がそろえばどのポジションも層が厚くなる。だからこそ、今はフィジカル・メンタルの両面でしっかりと回復しながら戦い続けることが最も重要だ」
なぜこのチームは敗戦のあとすぐに立て直せるのか? そして、首位で迎える今夜の気分は?
「このチームは高い価値観を持った集団だ。そして、素晴らしいティフォージが我々を支えてくれている。今日も彼らが苦しい時間帯にチームを後押ししてくれた。我々は、彼らに喜びを届けることが何より重要だと思っている。この20日間で多くの試合をこなす必要があり、厳しい戦いが続くが、一つの方向を向いて戦い続けることが大事だ。前の試合の敗戦は痛かったが、それを乗り越え、困難な状況や負傷者を抱えながらも結果を出すことができた。この流れを続けていきたい」
チーム全体のコンディションには満足しているか? アチェルビの復調と、今日出場しなかったフラッテージについては?
「フラッテージは本来、最初に交代で入る予定だった。彼のような選手がいれば、今日のような試合展開では大きな助けになったはずだ。ただ、昨日のトレーニングで少し違和感を覚え、今日もウォーミングアップまではしたが、結局プレーできる状態ではなかった」
「アチェルビについては、復帰を待っていた。彼はしっかりとトレーニングを積み、このタイミングで戻ってきてくれた。守備陣には今のところ問題はないが、逆に前線での選手層に課題がある。フラッテージが火曜日に間に合うことを願っている」
12試合を残して首位に立ったことの意味は?
「現時点では、それほど大きな意味を持たない。我々は1試合多く消化しているし、明日はアタランタ、ナポリ、ユヴェントス、フィオレンティーナも試合を控えている」
「−上位争いはまだまだ続くし、どのチームにも巻き返すチャンスがある。だからこそ、我々は一戦一戦に集中し続けることが大切だ」