フリーで失うリスクがあっても、セリエA昇格が最優先
インテルがスペツィアのDFニコロ・ベルトラの獲得に動いている。クラブ間の接触が報じられているところだが、少なくとも冬にインテルに加入することはなさそうだ。『セーコロXIX』が15日、スペツィアのステファノ・メリッサーノSDのコメントを伝えた。
セリエA複数クラブが注目するベルトラは、スペツィアとの契約が今季終了までとなっており、去就が注目されている。ただ、スペツィアはセリエBで無敗を続けており、セリエA昇格が狙える状況にあるため、1月のメルカートで主力を失うことは避けたいようだ。
メリッサーノSDは、「ニコロ・ベルトラは今季終了までスペツィアに残ることになる。我々にとって重要なのは、チームの技術的な利益であり、それ以外の要素は関係ない。それは監督、私、そして(CEOのアンドレア・)ガッツォーリも同じ意見だ。この方針を変えるつもりはない。チームが団結して取り組むことが最優先だ」と述べた。
スペツィアは今月中にベルトラの代理人と再び会談を行う予定で、改めて契約更新の可能性を探ることになるものとみられるが、交渉は難航することが予想される。スペツィアはそれでもベルトラを今季終了まで残すつもりとのことだ。
そうなると、現時点ではやはり1月に放出した上でレンタルでスペツィアに残すというの案が有力かもしれない。