敗北の悔しさも理解するインテルMF
インテルのニコロ・バレッラが、マッテオ・カッチャのラジオ番組でインタビューに応じた。この内容は17日に配信予定で、『TMW』など複数のメディアがその一部を報じている。
バレッラは選手として孤独を感じたことがあるかと問われ、「イエス」と返答。スクデットを獲得したシーズンを挙げ、「シーズン序盤、みんなが僕を批判して、いつものバレッラじゃないと言っていたんだ」と述べた。そして、「僕は本当の自分を隠してまで好かれるより、むしろ嫌われる方がいいと思っている」と強い信念を語った。
さらに、彼はこれまでの華やかなキャリアの裏に、多くの苦い経験もあったことを明かした。「僕はU-19 EUROの決勝で敗れたし、U-20ワールドカップではグループステージで骨折して離脱した。カリアリでは降格も経験し、UEFAチャンピオンズリーグとUEFAヨーロッパリーグの決勝でも敗れた。だから、負けることをよく理解しているんだ」と述べた。
一方で、数々の栄光も手にしてきたバレッラ。「スクデット、コッパ・イタリア、スーペルコッパ、そしてEUROでは勝利を味わった。勝つことを説明するのは簡単だよ。感情が爆発する瞬間だ。でも、負けるということは理解できないままだね。夏の間は、『またチャンピオンズリーグ決勝で戦えるかな』とずっと考えてしまうんだ。でも、それが次へのモチベーションにもなる。みんながそう感じるわけじゃないと思うけどね」と、敗北を糧にしながら次の挑戦に向けての決意を示した。