インテル、ザークツィー獲得へカルボーニら若手を犠牲に？

「テュラムの状況にも注意」とガゼッタ

インテルは、ボローニャのジョシュア・ザークツィー獲得に本気なのだろうか。26日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が、再びこのテーマに触れている。

スクデットを獲得したインテルは、早くも補強の話題が注目されている。この数日は、ザークツィーの話が盛り上がっているところだ。

同紙によると、インテルはミランも狙っているボローニャFWの獲得に本腰を入れている。ボローニャの要求額は6000万ユーロと高額だが、インテルは若手を手放して工面するつもりだという。

最も大きな取引となり得るのは、モンツァにレンタルされているアルゼンチン代表のバレンティン・カルボーニだ。こちらは1月にも狙っていたフィオレンティーナが取引の候補で、インテルは3000万ユーロ程度の価値があるとみている。

この取引が実現するとザークツィー獲得に現実味が帯びてくる。そして、次にジョヴァンニ・ファビアンも取引材料として期待できる。インテルは1200万ユーロで買い戻すオプションを持っており、交渉に絡めるかもしれない。また、サンプドリアにレンタル中のGKフィリップ・スタンコビッチもボローニャが注目している選手とのこと。こちらはフランスのクラブからも関心があるようだが、ザークツィー獲得のカードになる可能性があるという。

また、同紙はマルクス・テュラムの状況にも注意が必要だとしている。8500万ユーロの契約解除条項を支払うクラブが現れた場合、あとはテュラムの意思次第となるため、確実なことは何もないという。現時点でそういった動きはないものの、今季の活躍を目をつけているクラブがイタリア国外にあっても不思議ではないだろう。