インテルの守備補強プランは…
インテルはフランチェスコ・アチェルビの後釜を探しているのだろうか。『FcInterNews』が2日、この数日で注目されているテーマについて取り上げた。
アチェルビはセリエA第29節のナポリ戦でフアン・ジェズスに対して人種差別発言があったという疑惑が出た。その後、レーガ・セリエAは証拠不十分で処分をしなかったが、疑いが完全に晴れたわけではない。
この騒動を受けて、一部メディアはインテルがアチェルビの代役探しを始めていると伝えている。
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『FcInterNews』は、「インテルはアチェルビの後釜探しをそれほど急いでいるわけではない」と主張。「ディレクター陣は彼の説明に納得しており、時間が経てば落ち着く問題とみている」とし、「その上、アチェルビはシモーネ・インザーギの旗頭のひとりであり、選手自身もミラノにとどまることを望んでいる」と記した。
継続路線で世代交代に備える
ただ、アチェルビが36歳でステファン・デ・フライが32歳であることを考えると、長期的にみたときに後釜を育てる必要があるのは確かだろう。同メディアは、その意味で、獲得費用も年俸も抑えられる有望株を検討しているとした。
よって、この数日で取り上げられた、キム・ミンジェやマリオ・エルモソ、コンスタンティノス・マブロパノス、アレッサンドロ・ボンジョルノ、ペール・スフールスといった“ビッグネーム”は、現実的ではないとみている。
インテルが狙っているのは、昨年夏に獲得したヤン・ビセックのような選手だという。デンマークから連れてきたビセックは、若くて将来性がありながらも、大きな注目を集めておらず、700万ユーロで獲得できた。『FcInterNews』は、アチェルビを使い続けながら、そういった選手を獲得して育てていくことがインテルのプランだとしている。