トッテナムやユヴェントスも動いているが…
インテルがジェノアのアルベルト・グズムンドソン獲得に近づいているという。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は24日、「グズムンドソンがOKを出した」と伝えている。
ジェノアが3000万ユーロと評価しているというグズムンドソンは、インテルにやってくるのだろうか。『FcInterNews』が状況を整理している。
同メディアは、グズムンドソン獲得の最大の障壁が、クラブ間の合意だとした。3000万ユーロはインテルにとって高額だが、余剰戦力を差し出すことで穴埋めをする可能性はありそうだ。
まず、モンツァにレンタル中のバレンティン・カルボーニが注目されるが、この可能性は低いという。インテルのカルボーニに対する評価額がグズムンドソンとほぼ同等と言われており、ある程度金銭を確保したいジェノアはこれを望まないとみている。
また、買い戻しオプションを持っているボローニャのジョヴァンニ・ファビアンも選択肢としてあり得るが、こちらもそれなりに高額な市場価値となるはずだ。
インテルは、マッティア・ザノッティやガエターノ・オリスターニオといったカードも持っているが、「ジェノアは何らかの理由で興味を示していない」とのこと。一方で、スペツィアにレンタル中のフランチェスコ・ピオ・エスポジトについては、ジェノアが高く評価しているという。
インテルは来季、エスポジトをセリエAかセリエB上位クラブにレンタルしてさらに経験を積ませるプランで、完全移籍での放出は望んでいない。そのため、同選手を手放すとしても、買い戻しオプションは付けるものとみられる。
ライバルに注意
ただし、これらは全てインテルが獲得をするための道筋であり、ライバルのことも考慮しなければいけない。ユヴェントスがすでに代理人と接触し、トッテナムも関心を持っているとされている。争奪戦のライバルたちがどう動くかも重要になるはずだ。