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ザークツィー争奪戦の行方は…。インテルよりもミラン?

バイエルン復帰は微妙、ボローニャ残留というアイディアも

ボローニャのジョシュア・ザークツィーは、今夏の去就が注目されている選手だ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が20日、22歳の若手FWの今後について記した。

今季のセリエAで10得点を決めてイタリアで評価を高めているザークツィーは、バイエルン・ミュンヘンが買い戻しオプションを持っており、4000万ユーロで取り戻すことができる。『ガゼッタ』は、それが最もロジカルな選択肢だとしたが、実際にはバイエルンもザークツィーもあまり乗り気ではないとした。

ザークツィーはバイエルンを離れてベルギーとイタリアで経験を積む中で、レギュラーとしてプレーして成長することに手応えを感じており、ベンチに座ることになるかもしれないバイエルンへの復帰に疑問を持っているとされる。

そこで、イタリア国内の強豪が選択肢に挙がる。インテルも強い関心があるとされているが、今回同紙は特にミランの可能性を強調しており、オリヴィエ・ジルーの退団に備えて大物を獲得したいと考えているとした。

ただ、4000万ユーロという評価額は当然どのクラブにとってもネックで、ミランはほかの選択肢も忘れていない。ベンヤミン・シェシュコ(ライプツィヒ)、サンティアゴ・ヒメネス(フェイエノールト)、ビクトル・ギェケレシュ(スポルティングCP)といった選手もチェックしている様子だ。

ザークツィーの移籍金4000万ユーロというのは最低ラインで、プレミアリーグのクラブが動き出すと、もっと高額になる可能性があり、イタリア勢にとっては厳しい展開かもしれない。実際にマンチェスター・ユナイテッドアーセナルなどが興味を持っているようだ。

また、ザークツィーのもう1つの選択肢として、ボローニャ残留もあると『ガゼッタ』は主張した。ボローニャが来季のチャンピオンズリーグ出場を獲得した場合、選手層を厚くする必要がある。さらに、大舞台でザークツィーが活躍すれば、まだまだ価値が高まる。ボローニャは、昨年夏にアタランタがマンチェスター・ユナイテッドにラスムス・ホイルンドを7500万ユーロ+ボーナス1000万ユーロで売却したことを忘れていないという。

仮にボローニャがチャンピオンズリーグ出場権を獲得した場合、ザークツィーを残すのか、それともザークツィーを手放してチームを強化するのか。クラブとして重要な決断になりそうだ。

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