ラウタロ・マルティネスが3シーズン連続の20ゴール到達
16日に行われたセリエA第25節のインテル対サレルニターナは、ホームのインテルが4−0で勝利した。
チャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー戦を控える首位インテルと、監督がフィリッポ・インザーギからファビオ・リヴェラーニにかわったばかりの最下位サレルニターナの対戦は、序盤から一方的な展開になった。
サレルニターナは戦前に予想されていた4-3-1-2ではなく、パサリディスの回復もあって3バックを選択して実質5バックの形をとったが、インテルはお構いなし。17分、カルロス・アウグストのクロスからマルクス・テュラムが決めて先制すると、直後にはラウタロ・マルティネスが追加点。インテルのカピターノは3シーズン連続のセリエA20得点を達成した。
その後も全く危なげないインテルは、40分にデンゼル・ドゥンフリースが押し込んで3-0で折り返す。
後半に入っても順調なインテルは、60分にラウタロ・マルティネスとテュラム、ヘンリク・ムヒタリャンが下がり、デイビー・クラーセン、アレクシス・サンチェス、マルコ・アルナウトビッチが入る。66分にはハカン・チャルハノールにかわってクリスチャン・アスラニが投入され、チャンピオンズリーグに向けた準備を始めた。
こうなると期待が掛かるのは1月の新加入であるタジョン・ブキャナンのデビューだったが、シモーネ・インザーギ監督もこの機会を利用して77分に投入した。アレッサンドロ・バストーニが下がってカルロス・アウグストが最終ラインに下がり、ブキャナンは左に入っている。81分にはドリブルでペナルティーエリアに侵入するなど、見せ場をつくった。
終盤はアルナウトビッチのゴールがオフサイドで認められず、バンジャマン・パヴァールのオーバーヘッドが枠を外れ、なかなか4点目は奪えなかったものの、90分にはドゥンフリースのクロスからアルナウトビッチが決めて、待望のゴールが決まった。
4-0で勝ったインテルは、2位ユヴェントスとの勝ち点差を暫定(インテル1試合未消化、ユヴェントス第25節これからで消化試合数は同じ)で10としている。