「我が子であることが誇らしい」
かつてインテルなどで活躍したアルバロ・レコバの目には、涙のようなものが浮かんでいた。
レコバは昨年10月から、母国ウルグアイのナシオナルでトップチームの監督を務めている。その前月には、息子のヘミリア・レコバが同クラブでプロ契約を交わしており、現在は親子で一緒のクラブだ。
ウルグアイ1部リーグは現在、2月の開幕に備えて準備中で、ナシオナルは14日にウニオン・サンタフェとテストマッチを行った。試合は1-1で終了し、PK戦でナシオナルに軍配があがっているが、ナシオナルの得点者が20歳のヘミリア・レコバだったことが注目されている。
公式戦ではないものの、これはヘミリア・レコバにとってトップチームの一員として初のゴールで、ベンチから見守るアルバロ・レコバは大はしゃぎをするようなことはなかったものの、こみ上げてくるものがあったような表情をしている。
試合後、ウルグアイ『VTV』のインタビューに応じたアルバロ・レコバは、チームのパフォーマンスに触れつつ、注目される息子のゴールにも触れて、次のように語った。
「素晴らしいゴールだったね。うまく足を開いて捉えていた。もちろん、監督として選手の活躍はうれしいが、我が子であることは誇らしい。多くの若手にとってまだ始まりに過ぎないが、私たちは正しい道を進んでいる」