ThuLaが大暴れでフィオレンティーナに4-0
3日に行われたセリエA第3節のインテル対フィオレンティーナは、4-0でホームのインテルが勝利を収めた。
開幕2試合から同じ先発でスタートしたインテルは、この日も良いスタート。立ち上がりから主導権を握ると、23分にマルクス・テュラムが先制点を決めた。立ち上がりに好機をミスキックで台無しにしていたフェデリコ・ディマルコが完璧な左足のクロスを入れると、ファーサイドに飛び込んだテュラムが頭で飛び込んでいる。
完璧に主導権を握ったインテルは、リードをひろげられないまま前半を終えたが、後半に入るとさらに加速した。
後半立ち上がりからたたみ掛けたインテルは53分に待望の追加点。自陣から速攻を仕掛けると、前線に残っていたアレッサンドロ・バストーニが左に落としてテュラムがダイレクトで中へ。これを受けたラウタロ・マルティネスが豪快に突き刺して2-0とした。
58分にハカン・チャルハノールがPKを決めて勝負をほぼ決めたインテルは、直後にニコロ・バレッラを下げてダヴィデ・フラッテージを投入。70分には3選手を入れ替えていつもどおりの必勝リレーに入る。
73分にはラウタロ・マルティネスがドッピエッタ。右サイドの低めの位置からフアン・クアドラードがグラウンダーのクロスを入れると、ニアに走り込んだラウタロがうまく当ててトドメを刺した。
これで新戦力デビューの舞台が整ったかに見えたが、シモーネ・インザーギ監督は意外な選択。バンジャマン・パヴァールでもデイビー・クラーセンでもなく、最後の交代枠はクリスチャン・アスラニに使った。若手MFに対する期待を行動に移したインテルは、3試合連続の無失点勝利。最高の形でミラノダービーを迎えることになった。
マメ知識
- 無失点での開幕3連勝は1966年以来。
- ラウタロ・マルティネスは開幕3試合で5ゴール。これは21世紀のインテルでは2度目の快挙。2017年にマウロ・イカルディが同じく5ゴールを挙げた。
- ラウタロ・マルティネスはインテル公式戦でのゴール数が107に。これはエルマンノ・アエビを抜いて、インテル歴代10位の得点数になった。
- フェデリコ・ディマルコは2023年のセリエAで5アシスト
- ハカン・チャルハノールはフィオレンティーナがお得意様。セリエAで最も多くゴールを奪っている相手。
- マルクス・テュラムの初ゴールで、テュラム家のセリエAでのゴールは7602日ぶり。父リリアン・テュラムは2002年11月11日のミラン戦がセリエA最後のゴールだった。
(※ソースは『スポルトメディアセット』)