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オナナ「永遠にインテリスタ。いつか戻ってくるかもしれない」

“家族”と別れて新たな挑戦へ向かうカメルーン代表GK

インテルからマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定的になっているアンドレ・オナナが、19日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた。

オナナは18日夜にイタリアを離れてイギリスへ渡った。インテルでの挑戦はわずか1年で幕をおろすことになる。ただ、インテルへの愛情は変わらないという。

出発前の心境は?

「とても良いよ。カメルーンの自分の家で英気を養った。それからアッピアーノでチームメートたちと再開して、これから新しい経験に向かう。僕の恩師とも言える監督のところへ行くんだ。ゼロからスタートだけど、別の偉大なクラブへ行く。新しいファンに自分の姿を見せるために、毎日ベストを尽くす。でも…」

でも……?

「やっぱり、心では悲しいところがあるね。インテルを去るということは、家族との別れなんだ。普通のチームとは違うよ。インテルで過ごすことは、まさに人生を生きることなんだ」

インテルが家族なら、なぜこのような決断を?

「正直に誠実に、みんなに対していつも真実を伝えることが大事だね。僕はいつも新しいチャレンジを求める人間だ。プレミアリーグで、マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブでプレーする機会は、そうあるものじゃない。それに、全ての関係者がこの結論を望んでいた……。でも、何も起きなかったとしても、僕はインテルで幸せだった。それが大事なことだよ。それどころか、ミラノでは説明できない魔法のようなことが起きたね」

「魔法というのは、刺激的な環境のことだよ。僕は世界中どこでも行けるけど、インテルのティフォージやクルヴァを感じることは難しい。サン・シーロとネラッズーリのみんなは、生涯忘れられない唯一の感動をくれた。11人でプレーしているんじゃない。8万人でプレーしている感覚を味わえた。それを内側から感じることができたという経験が、僕の人生で本当に特別なことだ」

インテルに加入したときに期待していたことなのか

「すごく偉大な選手がいるビッグクラブというのは分かっていたけど、それ以上だったね。カンピオナートは望んだものとは違ったかもしれない。でも、チャンピオンズリーグで一つになった。“パッツァ・インテル”、まさにその通りだね。僕自身も少しパッツァに巻き込まれた。でも、こんな素敵な意味はないね」

特に絆の深いチームメートは?

「みんなと最高の関係だ。その中でも名前を出せというなら、チャルハノール、コルダス、ロメル、ドゥンフリースは親友って言えるね。でも、その中でもサミル・ハンダノビッチを挙げたい。彼に課せられたものは簡単じゃなかった。でも、彼の僕に対するアドバイスはいつだって正しかったよ。そのおかげで僕は向上できた。僕はそれを抱えてマンチェスターでの冒険に旅立つんだ」

インテルの世界を離れるに当たってのメッセージは?

「みんなに“ありがとう”を言いたいけど、特にティフォージだね。本当によく扱ってくれた。ミラノでプレーしたのは1年だけど、僕はずっとインテリスタだ。テレビで応援を続けるよ。インテルがすぐにスクデットを獲ることを願っている。みんなが2つめのステッラを望んでいることは知っている。すぐにそれが胸に付くことを願っているよ」

インテルを去った選手が戻ってくるケースがあることはご存じですね

「どうだろうね。人生はいつだって予測できない。僕もいつか戻ってくるかもしれない。そうなったとしても、きっとまた僕を歓迎してくれると思う。『君とは共に歩んできた全ての道のためにも、インテルは勝たなければいけない』っていうあの大好きなちゃんとを歌い続けるよ」

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