前評判を覆してチャンピオンズリーグを制した元チェルシー指揮官
インテルは10日のチャンピオンズリーグ決勝でマンチェスター・シティと対戦する。イタリア人指揮官のロベルト・ディ・マッテオは、インテルの優勝に期待していると語った。
ディ・マッテオはチェルシーを率いた2011/12シーズンにチャンピオンズリーグ決勝で優勝した。アンドレ・ビラス=ボアス監督の退任でシーズン途中から指揮を執ることになり、期待値は低かったものの、PK戦の末にバイエルン・ミュンヘンを下してビッグイヤーを手にしている。
チャンピオンズリーグ優勝経験監督が、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で次のjように話した。
「あのときも我々が劣勢だった。世界中がそう思っていたね。実際にインテルもそうだ…。グアルディオラは素晴らしいチームをつくっているが、インテルにもチャンスはある。私のチェルシーが、正しいモチベーションがあればどんなことでも成し遂げられると教えてくれているよ」
2011/12シーズンの準決勝ではジョゼップ・グアルディオラ監督率いるバルセロナを倒した。シモーネ・インザーギ監督はそれを繰り返せるのか。
「私は自分たちの強みにフォーカスした。バルサはダニ・アウベスを高い位置に保って、彼の後ろを活かした。それがスタンフォード・ブリッジでの決定的なゴールになったね。我々はスペースを消し、前線にはドログバという偉大な選手がいた」
「インザーギのチームはとても組織されている。もちろん、相手がシティだから、ボールを持つ時間はあまりないだろう。大きな犠牲を払う必要がある。そして、与えられた時間を最大限に活かすことが大事になるね」
インテルにディディエ・ドログバはいるのか。
「まず言っておくと、私はラウタロ・マルティネスとニコロ・バレッラが大好きだ。彼らのエンジンはすさまじく、シティにとって脅威だろう。ただ、インテルのドログバと言うなら私の友人でもあるロメル(・ルカク)になるね。彼のハングリー精神は強烈だった。コンディションさえよければ、本当に世界を揺るがすレベルだ。彼は止まることを知らない野獣だ。今の彼は好調だと思うよ」
ロメル・ルカクとエディン・ジェコのどちらが先発?
「頭痛のタネがあることは素晴らしい。私はロメルを推すが、ジェコも危険なセンシュだ。ここまで、インザーギの選択はうまくハマっている。60分までジェコでやって、そこからベルギーの虎を解き放つんだ」