セリエA残留プレーオフにもつれる可能性も
3日から5日にかけて、2022/23シーズンのセリエA最終節が行われる。注目カードとブックメーカーのオッズを紹介する。
トリノ対インテル
日本時間4日1時30分キックオフ
9位トリノは、8位から11位まで変動する可能性がある状況。3位インテルは2位から4位でのフィニッシュが確定している。互いに順位ボーナス以外に大きなモチベーションはない状況だ。
注目は、インテルがどの程度メンバーをかえてくるか。10日にチャンピオンズリーグ決勝を控えているだけに、ケガなどのトラブルは避けたい一方で、試合勘を失いすぎるのも考え物で、シモーネ・インザーギ監督の決断が注目される。若手にも出番があるはずで、ファンにとっては興味深いゲームになりそうだ。
ブックメーカーのオッズ
トリノ勝利 | 引き分け | インテル勝利 | |
---|---|---|---|
遊雅堂 | 2.30 | 3.40 | 3.00 |
Sportsbet.io | 2.32 | 3.40 | 3.10 |
ミラン対エラス・ヴェローナ&ローマ対スペツィア
日本時間5日4時キックオフ
前節で4位以上を決めたミランは、来季に向けた準備。勝てばインテルを抜いて3位フィニッシュの可能性もあるが、それはインテル次第でもある。新シーズンのユニフォームをお披露目するホーム最終戦では、何人かの選手が今季限りで退団する見通し。ズラタン・イブラヒモビッチらはミラニスタたちに別れを告げることになるかもしれない。
ローマは現在6位で、5位浮上の可能性も7位交代の可能性もある。ただ、ヨーロッパリーグ決勝で死闘を演じたばかりでリーグ戦に切り替えるのは肉体的にも精神的にも酷な状況。ジョゼ・モウリーニョ監督はベンチ入りできない。
むしろ注目なのは、エラス・ヴェローナとスペツィアの残留争い。勝ち点で並んでいる2チームは、ライバルよりも良い結果を出した方が残留となるシンプルな状況だ。
お互いに最終節で得た勝ち点が同じ場合、残留の行方は持ち越しに。セリエAでは今季から優勝と残留について最終節終了時点で勝ち点が同じ場合、得失点や直接対決の成績に関係なく、当該チームでの直接対決で決着をつけるレギュレーションを取り入れている。優勝はプレーオフの必要がなくナポリに決まったが、残留争いはまだ分からない。
残留プレーオフになった場合は、6月11日に一発勝負で決めることになる。90分のゲームで延長戦はなし。90分で決着がつかない場合は、すぐにPK戦という流れだ。
ブックメーカーのオッズ
ミラン勝利 | 引き分け | ヴェローナ勝利 | |
---|---|---|---|
遊雅堂 | 1.80 | 3.75 | 4.33 |
Sportsbet.io | 1.77 | 3.75 | 4.70 |
ローマ勝利 | 引き分け | スペツィア勝利 | |
---|---|---|---|
遊雅堂 | 2.00 | 3.60 | 3.75 |
Sportsbet.io | 1.99 | 3.50 | 3.90 |
※オッズは全て2日14時時点