未来につなげたい勝ち点10はく奪の名門
ユヴェントスがインテルを応援しなければいけないかもしれない。『カルチョ・エ・フィナンツァ』が23日に伝えた。
インテルは24日、コッパ・イタリア決勝でフィオレンティーナと対戦する。タイトルが懸かった大一番であることはもちろんだが、優勝者にはヨーロッパリーグ出場権が与えられるという意味でも大事な試合だ。
インテルはすでにヨーロッパリーグについては問題なく、チャンピオンズリーグ出場権を取りたいところ。ただ、フィオレンティーナはヨーロッパリーグ出場権がほしい状況だ。
ユヴェントスにとって理想的なのは、インテルがコッパ・イタリアを制することだ。そうなれば、セリエAの順位でUEFA主催のカップ戦に出場できる枠が増える。上位4チームがチャンピオンズリーグへ、5位と6位がヨーロッパリーグへ、7位がカンファレンスリーグへ行くことになる。
一方でフィオレンティーナが優勝すると、セリエAの順位でヨーロッパリーグへ行くのは5位のチームに。6位はヨーロッパリーグ予選からの登場だ。(現6位のローマは、ヨーロッパリーグ決勝次第でチャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性あり。)
不正会計問題で勝ち点10のはく奪を命じられたユヴェントスは、UEFAからも処分がある可能性があると言われている。UEFA主催大会からの1シーズン除外という処分が適用されるのは、出場権を獲得したシーズンが対象。つまり、今季のセリエAでヨーロッパカップ戦の出場権を得られなかった場合、2023/24シーズンで上位に入ったとしても、翌シーズンのUEFA主催大会には出られないことになる。
宿敵インテルの成功が、ユヴェントスの未来にかかわってくる可能性がある。