痛恨の退場でインテルの中盤は厳しい状況に
インテルは21日のセリエA第36節でナポリに敗れた。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ロベルト・ガリアルディーニの退場は「インテルへの餞別」と表現している。
ガリアルディーニはナポリ戦に先発出場。今季で契約満了の控えということで、インテルで最後のスタメン出場ではないかと言われていた。
気合いが空回りしたのか、ガリアルディーニは立ち上がりに警告を受けると、41分にも際どいボールのスライディングで飛び込んでイエローカード。2枚目を提示されて、前半のうちに退場となった。その前にも危ないプレーがあったことを各メディアが指摘している。
数的不利となったインテルはナポリに先制を許すと、終盤に一度は追いついたものの、残り時間で2失点。1-3で大事な試合を落としている。
どのメディアもガリアルディーニがこのゲームのワーストプレーヤーに選出されている。『ガゼッタ』は4の採点で酷評。「インテルへの餞別」と皮肉り、「トラブルメーカー」だと記した。
トラブルメーカーというのは、ナポリ戦だけを意味するものではない。インテルは24日にコッパ・イタリア決勝でフィオレンティーナと対戦したあと、27日にセリエAのアタランタ戦がある過密日程。ヘンリク・ムヒタリャンを負傷で欠く中盤は人数を必要としているのにもかかわらず、ガリアルディーニは出場停止で不在となることも含めての「トラブル」だ。
今季限りでの退団が間違いない状況のガリアルディーニ。良い形で終わるのは難しそうだ。