カウンターオプションを持つインテルの決断は…?
インテルからサレルニターナにレンタルされているロレンツォ・ピローラの将来について、進展があったようだ。『FcInterNews』が12日に伝えた。
これによると、サレルニターナのモルガン・デ・サンクティスSDが最近、ジュゼッペ・マロッタCEOらインテル首脳陣と電話で会談した。サレルニターナの要件は、昨年夏に両クラブで設定した完全移籍オプションを行使する意向を固めたというものだったという。
サレルニターナが持っているオプションの行使額は500万ユーロ。これに対して、インテルは1300万ユーロのカウンターオプションを有している。
インテルはピローラの成長を評価しており、完全移籍で失うことに惜しいと考えている。だが、差額800万ユーロの投資は財政難のインテルにとって厳しい。インテルに戻してもやはり控えが濃厚。現在のように価値を高めていくことは難しく、投資分を回収できるかは微妙なところだ。そのため、完全移籍でインテルを離れる可能性が高まっていると同メディアは伝えた。
他選手を加えてインテルに所有権を残す可能性もないとは言えないが、現時点で動いている話はない。ピローラ本人はインテルに愛着があるものの、復帰で出番が減ることは理解しており、サレルニターナで成長を続けることは悪い選択肢ではないと考えるはず。