ユヴェントス戦で先発起用の可能性高まる?
インテルのロメル・ルカクの将来はどうなるのだろうか。
23日、インテルはセリエA第31節のエンポリ戦で3-0の快勝を収めた。主役はなんといってもルカクで、2ゴール1アシストを記録。インテルで流れの中からゴールを決めたのは昨年8月13日のレッチェ戦以来のことだ。
今季負傷で長期離脱もあったルカク。復帰後は調子を上げてきたかと言われる時期があったとしても、エンポリ戦の後半ほど分かりやすく良い動きを見せたのは久々のことだった。それだけに、メディアの評価も一変している。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は17日、「インテルがルカクに見切り」と大々的に報じ、チェルシーからのレンタル延長はほぼ消滅したと記していた。
ただ、その流れはわずかに変わったかもしれない。24日付けの同紙は26日のコッパ・イタリア準決勝セカンドレグのユヴェントス戦でルカクが先発で出てくる可能性を指摘。依然としてラウタロ・マルティネスのパートナーはエディン・ジェコがリードしているものの、シモーネ・インザーギ監督が考えを変えるかもしれないとしている。
『トゥットスポルト』は、ユヴェントス戦だけでなく、ルカクのその先の未来についても言及。「(チェルシーからのレンタル期間が終了する)6月30日にルカクはロンドンに戻る。その後、インテルはチャンピオンズリーグの収入をアテにできるのであれば、チェルシーとの交渉があるだろう」とし、「カンピオナートの順位に加えて、これからのルカクのパフォーマンスにも大きく左右されることだ」と記し、ルカクの将来について7月以降に交渉があると予想した。
まだ1試合、それも後半だけ。とはいえ、インテリスタたちが忘れかけていたルカクの姿を見たのは確かだ。このパフォーマンスが続くようであれば、ルカクの未来が変わるかもしれない。