フラッテージはすでに興味なし?
インテルが18日、代理人のジュゼッペ・リーゾ氏と会談を行った。『FcInternews』が19日に伝えている。
リーゾ氏はさまざまな選手を抱えているが、インテルがこの日まず話題にしたのは、ロレンツォ・ピローラだったという。
2002年生まれのピローラはインテルの下部組織で育った21歳。昨年夏にレンタルでサレルニターナに加わり、完全移籍オプションが付いている。シーズン序盤こそ控えだったものの現在は定位置を獲得しており、サレルニターナは獲得を希望しているようだ。ただ、500万ユーロという条件は高いため、交渉で値引きしたいというのがサレルニターナの意向だと言われている。
報道によると、インテルはサレルニターナの話を受けることも考えられる。ただ、その場合も、買い戻しのオプションを付けることが条件となりそうだ。
インテルがそれを強く考えるのは、先日のモンツァ戦があったからだと記事は主張している。
モンツァ戦では、相手GKミケーレ・ディ・グレゴリオが好守を連発してマン・オブ・ザ・マッチになったが、そもそもディ・グレゴリオはもともとインテル下部組織出身のGK。昨年夏、インテルはレンタルしていた同選手を400万ユーロで放出した。結果論ではあるものの、「ディ・グレゴリオはセリエAの若手GKでもトップレベルのパフォーマンスを見せており、インテルはロレンツォ・ピローラで同じ徹を踏むことはないはずだ」と記している。
ただ、仮にインテルがピローラ復帰の選択肢を持っているとしても、今後については分からない。インテルが今後3バックでプレーするのか、それとも4バックになるのか。そもそもインテルはシモーネ・インザーギ監督が続投するかも不明で、指揮官がピローラを求めるかは分からない。リーゾ氏は、インテルの考えを把握する意味でもミーティングを行ったようだ。
リーゾ氏といえば、今後の動向が注目されるサッスオーロ戦のダヴィデ・フラッテージの代理人でもあるが、こちらについては話がなかったという。最近サッスオーロのジョヴァンニ・カルネヴァーリCEOが、フラッテージの価格が4000万ユーロだと話したこともあって、インテルには手が出ない額と判断されたという。