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インテル、バストーニ契約延長の現在地。相思相愛で視界良好も関心は多数

適切な評価が重要となるインテル

インテルはアレッサンドロ・バストーニの契約延長を無事にまとめることができるだろうか。『FcInterNews』が5日、現状を伝えた。

バストーニはインテルとの契約が来季までとなっており、インテルは更新を急いでいる。ミラン・シュクリニアルのような事態を避けるためにも、早期決着が求められているところだ。

ユヴェントスは問い合わせ済みだが…

ここまで獲得に興味を持っているクラブは多数存在しているが、同メディアによると、ユヴェントス行きの可能性は低い。問い合わせがあったことは事実だが、それ以上の動きはなく、これから具体的な交渉になる見通しは低いそうだ。

一方で最も脅威とされているのがマンチェスター・シティ。ジョゼップ・グアルディオラ監督は、若くてボールの扱いに長けたモダンなセンターバックを希望しており、シティはこの数年、バストーニをチェックして続けた。契約期間が残り1年となれば、この機会に飛びつく可能性は十分にあるとみられる。

パリ・サンジェルマンも注目しているようだが、こちらは不透明。予算にしても、誰がメルカートの舵取りをするかにしてもまだ分からないことが多すぎるとした。

バストーニは正当価格での残留希望

バストーニ本人の希望はあくまでインテル残留だ。

同メディアは、代理人のトゥーリオ・ティンティ氏が最近の『TMW』のインタビューで話した言葉を引用した。

「私は選手を移籍金ゼロで連れ出したことはない。クラブが私に持ってきたことはあるとしてもね。契約は2つの方向に分けて考える必要がある。あと1年で契約が満了で、そのときを待つと選手が言えば、大きな宣伝になる。クラブが契約満了間近の選手を抱えることは普通だ」

「選手が待ちくたびれてもう契約しないと思うことがあるし、クラブがそもそも契約延長に興味がない場合もある。いずれにしても、関係者が正しく動けば、問題は起こらないものだ」

これは移籍市場における一般論を話したものだが、周囲はバストーニの現状に重ねられている。

ティンティ氏のクライアントでは、アンドレア・ピルロの移籍が有名な話。2011年にミランとの契約が満了してフリーでユヴェントスと契約した稀代のレジスタは、ミランが契約延長を望まず、マッシミリアーノ・アッレグリ監督との関係もベストではなかったことがある。その2人がのちにユヴェントスで再会して多くの成功をつかんだことは皮肉的だが、カルチョの世界はこういうものだとした。

そういった意味で、バストーニがインテルを離れる理由は現時点でない。双方が関係継続を望んでおり、「関係者が正しく動けば問題は起きない」状況だ。ただし、バストーニとしては、プロフェッショナルとして正当な金銭的評価を受けたいという気持ちもある。とはいえ、同メディアによると、「要求額は各紙がこの数日で伝えているような年俸700万ユーロではない」とのこと。インテルも応じる準備があるとした。

バストーニとしては、インテルとの契約が最優先。これが破談になったときに備えて選択肢を持っておくことを代理人側にリクエストしているようだ。

インテルは無事バストーニの契約延長をまとめ、落ち着いた形で夏を過ごせるだろうか。

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