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インテル時代の師弟が対戦
2日に行われたセリエA第28節のローマ対サンプドリアは、3-0でホームのローマが快勝した。この一戦では、ジョゼ・モウリーニョ監督がデヤン・スタンコビッチ監督を守るシーンが見られている。
サンプドリアは52分、ジェイソン・ムリージョが2枚目のイエローカードで退場となった。その際にスタンコビッチ監督が激しく抗議をしたことで、オリンピコの観客はサンプドリア指揮官に「おまえはジプシーだ!」と、暴言を浴びせる事態となっている。
これを止めに入ったのが、インテル時代にスタンコビッチを指導したモウリーニョ監督だった。
スタンコビッチは感謝、モウリーニョは…
スタンコビッチ監督は試合後、『DAZNイタリア』で「ジプシーと呼ばれることに胸を張っているし、ジョゼも知っている。別に起こったりはしない。ジョゼに感謝しているよ。彼は私が苦しんでいないことも、私が誇りに思っていることも知っている」と述べた。
一方でモウリーニョ監督は、「感謝されるようなことではない。私もあらゆるスタジアムで様々な形で侮辱を受けてきた。そのたびに自分の周りに壁をつくって守ってきた。デキも同じはずだ。彼は偉大な男で人としても素晴らしい。彼には子供も家族もいて、ああいうのは良くない。ティフォージはいつだって素晴らしいが、あの瞬間は自分の本能に従うべきだと思った。友人には触れてはいけないんだ」とコメントを残している。