イタリア勢が欧州で奮闘
チャンピオンズリーグ・ベスト16セカンドレグのポルト対インテルが14日に行われ、0-0で終了した。2試合合計1−0でインテルが準々決勝に駒を進めている。
サン・シーロでのファーストレグを1-0で先勝しているインテルは、やや受け身の立ち上がり。追いかけるポルトが前に出て、インテルは構える序盤となった。
インテルは時折速攻で効果的に攻めきったが、基本的にはポルトペース。特に39分は大きなピンチを迎えたが、フェデリコ・ディマルコが完璧なシュートブロックに成功して事なきを得る。
後半立ち上がりはポルトがさらに力強いスタートを切ったが、インテルはこの時間を耐え抜いて0-0を維持。延長戦もあり得る展開でどちらも交代カードを切るのが遅くなる中、ベンチが動いたのは70分。インテルはエディン・ジェコとディマルコが下がってロメル・ルカクとダニーロ・ダンブロージオが入った。
インテルは74分にアレッサンドロ・バストーニが負傷でステファン・デ・フライ投入。ダルミアンもたびたび足をつっていたため80分にミラン・シュクリニアルと交代。さらにニコロ・バレッラが下がってマルセロ・ブロゾビッチが入り、交代枠を使い切る。
GKアンドレ・オナナを中心に守備の集中が切れなかったインテル。アディショナルタイムはヒヤヒヤの連続だったが、最後まで耐え抜いて0-0で試合終了。ファーストレグのリードを守り切ってベスト8進出を決めた。インテルのチャンピオンズリーグ準々決勝進出は2010/11シーズン以来12年ぶりだ。