監督交代後も主力離脱で降格圏目前
インテルは10日に行われるセリエA第26節でスペツィアと対戦する。スペツィアは現在、どのような状態だろうか。
インテルからすると、今季苦手としているアウェーでの一戦。残留争い中のチーム相手にまさかのことがあると、(主にメディアからの)厳しい批判があるのは火を見るより明らか。チャンピオンズリーグのポルト戦への影響も避けられないため、しっかり勝ちきりたいところだ。
スペツィアは年始の3試合で1勝2分けと好スタートを切ったかと思われたが、その後3連敗。この3連敗を含めて7試合勝利なしと厳しい状況で、降格圏の18位エラス・ヴェローナと勝ち点3差の17位となっている。2月15日にはルカ・ゴッティ監督を解任。レオナルド・センプリチ監督が復帰している。
不振の理由の一つとして挙げられるのが、シモーネ・バストーニの離脱だ。スペツィアで不動のレギュラーだったバストーニは、1月中旬から離脱中。まもなく復帰と伝えられており、インテル戦に間に合うかが注目される。
前節の相手は残留争いのライバルであるエラス・ヴェローナで、試合はスコアレスに終わっている。GKバルトロミエイ・ドロンゴフスキの好守が光って無失点でしのいだゲームだった。実際、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は翌日の紙面で、両チームの守護神をそれぞれのチームのベストプレーヤーに選出している。
スペツィアで最も警戒すべきはムバラ・エンゾラということになりそうだ。エンゾラは今季セリエAで11ゴールを記録しており、その次がシモーネ・バストーニとダニエレ・ヴェルデの2ゴール。冬のメルカートでローマからエルドル・ショムロドフを迎えたもののまだゴールはなく、得点源は限られている。
インテルからの関心が噂されるエミル・ホルムについては負傷離脱しており、直近3試合を欠場している。バストーニ同様、インテル戦に間に合うかは微妙なところだと『CittaDelloSpezia』が伝えている。
スペツィアの好調選手は?
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冬の新戦力といえば、SPALから獲得したサルヴァトーレ・エスポジトもいるが、まだ定位置確保とは言えない状況。加入後4試合に出たが、2月11日エンポリ戦で退場となってユヴェントス戦を欠場すると、その間に負傷離脱から戻ってきたアルビン・エクダルが好印象を残した形だ。
エクダルは最近好調。サッカーNFT『Sorare(ソラーレ)』の直近5試合の平均スコアは60で、これはスペツィアの選手で最高値だ。直近15試合の平均値が41となっており、調子が上がっていることが見てとれる。
そのほかで『Sorare』の平均値が高いのは、得点源であるエンゾラ、10番を背負うヴェルデ、そしてイーサン・アンパドゥなど。前節活躍のドロンゴフスキはこの試合のスコアが79でチーム最高だったが、複数失点で敗れることもあるため、直近5試合のアベレージは35と高くない。