日本時間19日4時キックオフ予定
18日にスーペルコッパ・イタリアーナのミラン対インテルがサウジアラビアのリヤドで行われる。当日付の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、PK戦についても予想した。
スーペルコッパはタイトルが懸かった一発勝負。120分を戦って決着がつかなければ、PK戦で勝敗をつけることになる。
ミランのキッカー
ミランはおそらくテオ・エルナンデスがキッカーを務める。プロとしてこれまで4本を蹴っており、3回成功。2022年1月のスペツィア戦ではプロヴェデルに阻まれた。
オリヴィエ・ジルーもキッカーを務める。こちらはアーセナルに所属していた2012年を最後に、PKを失敗していない。
ラファエル・レオンは世代別のポルトガル代表の経験があるが、ディボク・オリジの経験を買う可能性があるというのが『ガゼッタ』の見解。そのほかにはサンドロ・トナーリとイスマエル・ベナセルのボランチコンビが重責を担う準備がありそうだ。
インテルのキッカー
注目はラウタロ・マルティネス。120分間出場すれば当然蹴るはずだが、ミラノダービーでタタルシャヌ相手に失敗している。それでも、昨年のスーペルコッパのユヴェントス戦ではPKを決めた。キャリア通算では16本中11本の成功だ。カタールワールドカップのオランダ代表戦で決めたことも記憶に新しい。
ハカン・チャルハノールはインテルで最も高いPK成功率を誇る。30回中27回成功という見事な数字だ。エディン・ジェコは21本中11本の成功。約2回に1回は失敗しており、あまり期待はできないかもしれない。ヘンリク・ムヒタリャンとフェデリコ・ディマルコに蹴らせる可能性がありそうだ。
また、ベンチスタートと言われるロメル・ルカクは途中出場でピッチに出ていれば、PK戦にも出てくることになるだろう。ルカクはインテルで15回PKを担当し、全て成功。自信を持って送り出せるキッカーの一人のはずだ。
タタルシャヌ対オナナ
マイク・メニャンの代わりにミランのゴールを守るチプリアン・タタルシャヌは、キャリアで61回のPKを経験。うち10回を止めた。上記のとおり昨年9月のミラノダービーではラウタロ・マルティネスのPKを止めている。2019年にはフランスのカップ戦でパリ・サンジェルマンと対戦した際、キリアン・エムバペのシュートを阻止している。
一方のアンドレ・オナナは、9月の時点でまだ正守護神ではなかったため、これが初のミラノダービー。キャリアで36回のPKを経験し、うち7回を止めている。確率にすれば20%超ということになるため、PK戦では少なくとも1回は止めることが期待できる
ミラン対インテル:ブックメーカーのオッズは?
Sportsbet.ioは90分のミラン勝利が2.82倍、インテル勝利が2.60倍となっている。優勝予想ではミランが1.99倍でインテルが1.83倍だ。
遊雅堂は90分でのミラン勝利が2.75倍でインテル勝利が2.50倍。優勝予想はミランが1.95倍でインテルが1.80倍となっている。
Sportsbet.ioの「PK戦はあるか」の項目は「イエス」が5.90倍で、「ノー」が1.12倍だ。
(オッズはすべて記事掲載日のもの)