ディバラ代理人との接触は10日間なしという報道も
インテルのジュゼッペ・マロッタCEOが27日のイベントで今夏の動きについて語った。パウロ・ディバラに関しては慎重な発言となっており、気になるところだ。『TMW』がコメントの意図を分析した。
マロッタCEOはルカクの獲得をほぼ認めた一方で、ディバラについてはこう話した。
「状況としては、我々が代理人と会ったということだ。ただ、それは我々の仕事の一部として普通のことだ。我々は新しい道を探さなければいけなくて、その中にディバラもある。結論に至るには確かな収束が必要で、現時点ではそこに至っていない」
これを事実上のブレーキと見るメディアは少なくない。『TMW』は、このブレーキの理由が主に2つあるとしている。
まずは、インテルのオファーと、ディバラ側の要求額にまだ隔たりがあるという点だ。そしてもう1つが、FWの人数である。
インテルは前線を4人+若手1人で構成するつもりでいる。ただ、ルカクを迎えるインテルは、ラウタロ・マルティネス、エディン・ジェコ、ホアキン・コレアも残留予定。ここにディバラを加えて前線を完成させたい。
ただ、マルティン・サトリアーノ、アンドレア・ピナモンティはまだ去就が決まっていない。前者はエンポリへ、後者はアタランタ行きに近づいてるが、もう少しかかりそうだ。さらに、アレクシス・サンチェスはもっと複雑な状況で、まずは契約解除をまとめなければいけない。
『スカイ』は、インテルとホルヘ・アントゥン代理人の接触はここ10日間なかったとしている。また、こちらはサンチェス退団だけでは十分ではなく、コレアかジェコのどちらかを手放す必要もあると指摘した。
ディバラの交渉については決定的な停滞ではなく、「ただの一時停止」と『TMW』は指摘したが、無事に取引はまとまるだろうか。