「抗議はしない」が、「今はもう王ではなくほかの大勢と同じ」
インテルのサポーターグループ「クルヴァ・ノルド」が21日に声明を出し、ロメル・ルカク復帰についてのスタンスを明確にした。
1年前にインテルからチェルシーへ移籍した大エースは、プレミアリーグで期待された活躍を見せられなかった。そのため、レンタルで再びインテルに復帰する可能性が高まっているところだ。
これを受けて、クルヴァ・ノルドが公式フェイスブックを通じて、次のように記した。
「ルカクがインテルに戻ってくる可能性が非常に高まっている。ここにいくつかの点を確認しておく」
「クルヴァ・ノルドは、インテルをサポートしている。選手に対して、いかなる抗議もしない(昨夏の彼の行動にもかかわらず)」
「とはいえ、クルヴァやそのメンバーは、マフラーや横断幕を掲げて彼を歓迎しに行くことはしない」
「これから彼に対してどうするかは、ピッチで謙虚に汗を流して、その上で信頼を得るかどうかだ。彼は王のように支持され、扱われてきた。今はほかの大勢と同じ列だ」
「インテルのティフォーゾの皆さんには、すぐに彼を追いかけるという罠にハマらないようにお願いしたい。感情的な側面は別として、何事もなかったように振る舞うことは、この数年続いているプロセスをさらに加速させるだけだろう」
「我々はハート、魂、気合い、インテリズモを持ち続けなければいけない。選手やクラブの動きに翻弄されてはいけない。我々はルカクの裏切りに直面してひどく傷ついた。選手からすればこういったことは時間がたてば風化するが、それはあとに残るものだ」