サッスオーロは4000万ユーロを要求
インテルはサッスオーロのジャンルカ・スカマッカを獲得するのだろうか。『FcInterNews』は諦めていないと伝えた。
スカマッカのインテル移籍は、一時間違いなしと言われた時期もあるが、最近は停滞している。その理由は、サッスオーロがスカマッカの価値を4000万ユーロに設定しているからだ。
ただ、同メディアによると、インテルが興味を失ったことを裏付ける証拠は出ておらず、関心は続いている。それでも、4000万ユーロを出せないことは明らか。インテルはその半額が限度であり、残りは若手の譲渡でまとめたい考えとみられる。
スカマッカ本人は、インテルへの移籍を拒む理由がない。すでに「イタリア国内でプレーしたい」「チャンピオンズリーグでプレーしたい」という意思は明確にしており、インテルとは合意済みという報道もある。
ただ、金銭面で不利なことは事実だろう。ジョヴァンニ・カルネヴァーニCEOは17日、『コッリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューで、スカマッカの移籍について次のように話している。
「彼の特長を持つ選手は、ヨーロッパにはほとんどいない。将来性は十分だ。インテルもそうだし、ほかのクラブも興味を持っている。ただ、イタリアのカルチョは財政的にまだまだ厳しい。セリエAに残って代表チームにより多くをもたらすのはうれしいことだが、さらに国外のクラブが出てくる不安はあるね」
イタリア国内に絞ると、インテルのライバルはナポリと言われている。ビクター・オシメン放出で大金が入った場合、その後釜にスカマッカを据えるという案だ。ただ、こちらもオシメンの放出が起こるかどうかを見極める必要がある。
今後の動向に注目だ。