出番を求めた生え抜きと、ピネティーナで経験積むウルグアイ人
インテルには、将来を期待される2人の若手FWがいる。セバスティアーノ・エスポジトと、マルティン・サトリアーノだ。
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19歳のエスポジトは、インテルの下部組織で育った。イタリアの各世代別代表を経験しており、インテルの将来を担う逸材と期待されている。ただ、まだトップチームでプレーするには早く、昨シーズンはSPALとヴェネツィアにレンタルされた。
昨シーズンのレンタルでは、あまり結果が出せなかったものの、今シーズン加入しているバーゼルでは好発進。ここまでリーグ戦5試合に出場し、4ゴール1アシストと結果を出している。
エスポジトは『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に対して、「インテル復帰が夢だ。ただ、買い戻しありの完全移籍オプションだからね。僕としては、バーゼルが完全移籍を望んでくれるならうれしく思うけど、夢はサン・シーロでインテルのユニフォームを着ることだよ」とコメント。「最終的に決めるのはインテルだね。全員の利益のために、ベストな形で進んだと思う。レンタルは僕の成長にとって正しいことだ。プレーして成長しなければいけないからね」と述べ、まずはバーゼルで成長することを誓っている。
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一方、20歳のサトリアーノは、エスポジト同様、夏のレンタルが噂になったが、残留を選んだ。プレシーズンで評価を高めたものの、ラウタロ・マルティネス、エディン・ジェコ、ホアキン・コレア、アレクシス・サンチェスを擁するインテルでは、当然出番は限られる。実際、チャンピオンズリーグの登録リストには入れず、今シーズンここまでの出番はわずか13分だ。
ただサトリアーノは、『カナル10』に対して、「いまインテルにいることにとても満足している。すごくハイレベルな選手たちと一緒にやることは、自分にとってとても大きな価値があると感じているよ」と語り、「たまに自分がどこにいるか分からなくなるときもあるけど、ピネティーナでベシーノ、ラウタロ、アレクシス、コラロフ、ペリシッチらと一緒というのは素晴らしいことだ。プレーしているかどうかじゃなくて、いまの僕はすごく良い経験をしている。みんなから学びたい」と、出番が少ないことのデメリット以上に、インテルで練習を積むメリットを感じている様子だ。
エスポジトは、「マルティンはすごいヤツだよ。彼にとっては、それがベストだったということだね」と語り、同世代のサトリアーノの決断を尊重している。
どちらの期待の若手が、より良い経験を積んで大きくなるだろうか。